• 記事検索

  • 富士フイルムXシリーズに新モデル『X-S10』登場
    同時にXF10-24mm F4もパワーアップ












10月15日22時に開催されたスペシャルイベント「X Summit OMIYA 2020」。

「X Summit」は、2019年2月のドバイからはじまり、2019年9月の渋谷、2020年1月のロンドンと開催されてきたオンライン発表会。

XマウントのフラッグシップX-T4やX100V、XF50mmF1.0などもX Summitで発表されてきたXファン注目のイベントだ。

そして第4回目の「X Summit OMIYA 2020」の舞台となったのは富士フイルム大宮事業所の新棟。

11月から稼働するXシリーズのカメラとフジノンレンズの

開発・生産・マーケティングのスタッフが集結するXシリーズの超重要拠点だ!!


そこで発表された新製品の情報がこちら。

X-S10

XF10-24mmF4 R OIS WR












軽量コンパクトなボディに

富士フイルムの技術を凝縮させた『X-S10』








今回発売が予告された「X-S10」は、Xシリーズのフラッグシップ機であるX-T4に迫る高性能でありながら、今までXシリーズを手にしたことがなかったユーザーでも使いやすい操作性を持ったカメラとなっている。

製品名のSには、Small&Slim(小型軽量)、Secure(グリップ)、StabilizationIBIS × OIS)、Simple(操作性)の4つの意味が込められている。

カメラのサイズは126.0×85.1×65.4mm(幅×高さ×奥行き)、重さは465gX-T4X-T30の間に位置するコンパクトなモデル。小さなボディの中には、しっかりと最新機能の手ブレ補正機能(5軸・最大6.0)を搭載しているのがポイント。

センサーはX-T4と同じ裏面照射型2610万画素「X-Trans™ CMOS 4」に、高速画像処理エンジン「X-Processor 4」を搭載。オートフォーカスは撮りたい瞬間に的確にピントを合わせることができる超高速AF。最短約0.02秒でピントが合うというから驚き。さらに背面の液晶モニターもX-T4と同じバリアングル構造を採用し、静止画も動画も快適に撮影できる。また暗いシーンでの撮影で活躍する内蔵ストロボも搭載と出し惜しみなく富士フイルムの技術が投入されている。

















【仕様】

FUJIFILM X-S10

有効画素数:約2610万画素

センサー:23.5×15.6mmAPS-Cサイズ)X-Trans CMOS4センサー、原色フィルター採用

記録メディア:SDカード(~2GB)/SDHCカード(~32GB)/SDXCカード(~512GBUHS-Ⅰに対応

サイズ(幅×高さ×奥行き):126.0×85.1×65.4mm

重量:約465g(付属バッテリー、メモリカード含む)

発売日:20201119

価格:オープン

市場推定価格 ボディ単体12万円(税別)

       15-45mmキット13万円(税別)

       ダブルズームキット(15-45mm/50-230mm) 15万円(税別)

       18-55mmキット 165000円(税別)








人気のレンズが手ブレ補正機能や性能向上

XF10-24mmF4 R OIS WR』







2014年の発売以来、風景写真ユーザーから人気の高い『XF10-24mmF4 R OIS』がパワーアップ。

優れた光学性能はそのままに、ユーザーからの要望が多かった防塵防滴構造、手ブレ補正機能の強化、指標付き絞りリング、

Aポジションロック機構を採用することで従来モデルより操作性と携帯性を向上させているのが特徴。







【仕様】

XF10-24mmF4 R OIS WR

焦点距離:10-24mm35mm換算15-36mm相当)

最小絞り:F22

レンズ構成:1014

絞り羽根:7

最短撮影距離:0.24m

サイズ:77.6×87mm

質量:385g

マウント:Xマウント

価格:131000円(税別)

発売日:202011月下旬



どんどん拡充されるフジノンレンズ

Xマウントレンズロードマップ更新!!








さらにXマウントレンズのロードマップも更新。新たに追加されたのが

望遠ズームのXF70-300mmF4-5.6と大口径広角単焦点レンズXF18mmF1.4

14本目のズームレンズとなるXF70-300mmAPS-Cフォーマットの魅力を最大限に活かしたレンズ。

動画で公開されているサンプルを見るとかなりコンパクトなサイズで開発されているのがわかる。

しかもテレコンバーターへの対応も可能とのこと。2倍のテレコンバーターを装着すると35mm判換算で900mm相当の撮影ができる。


もう1本のXF18mmF1.435mm判に換算すると28mm相当の画角に開放F1.4という明るさのレンズになる。

同じ焦点距離でF2の従来モデルの『XF18mmF2 R』はパンケーキスタイルの小さなレンズで機動性に特化したレンズだったが、

今回の18mmは画質を最優先に設計したレンズになるとのこと。


広角レンズといえば、風景撮影で絞り込んで撮影するのが一般的だが、このレンズならポートレートやスナップでも美しいボケを楽しめそう。

動画で公開されているレンズを見るとサイズは手のひらに収まるほどサイズとなっている。

2本とも2021年中に発売予定。





古い機種もしっかりとサポート

X-T3がX-T4に近づくアップデートを予告!!





今回のファームウェアのアップデート(Ver.4.00)ではX-T4と同じオートフォーカス性能へとアップグレードができる。早くて正確なオートフォーカス、インテリジェントな瞳オートフォーカス、顔オートフォーカスが搭載される。1028日からダウンロード開始。








富士フイルムファン必見の
YouTubeチャンネル『X channel』






富士フイルムでは78日からXシリーズの情報満載のユーチューブチャンネル「Xチャンネル」を公開中。

 

開発者が本音で語るディープな解説の「X lab(エックスラボ)」、

Xシリーズを愛用している写真家が富士フイルムへの忖度なしで本音トークを繰り広げる「X talk(クロストーク)」、

写真家の織作峰子さんがX/GFXを使った撮影テクニックを紹介する「織作峰子のImpressive Photoguraph」。3つのコンテンツを用意。

こちらでもX-S10の情報が提供されるのでXファンは必見です。

Youtube  

 

text:SATO TAKESHI