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【編集長の戯言】今だからこそ「やらない理由を探す」のではなく
「どうしたらやれるのか」を考えよう
いま、世の中が大変なことになっている。
誰もがいろんな行動に制限をかけられ、沢山の不安要素が積み重なる中、日常を送っている。
動けないことで、やれないことがあり、何もやれないことで経済は回らず、小さな企業が潰れだしている。
PASHA STYLEも他に同じく、その被害の波を目一杯受けている。
しばらくは、国のため、みなさんのためと活動の縮小も行っている。
しかしここまで続くとなると、どうだろうか? とも考える。
このまま黙ってじっとしている事が、国と人々の為になるのだろうか?
先の見えない不安な状態は、楽しい事を消極的にする。
みんな我慢しているのだ。仕方ない。やめざるを得ない。
今回はじめて開催する「リアルポートレイト東京」も、幾度となく延期を考えた。
ある日、リアルポートレート名古屋の代表でもあるHASEOさんと話をした。
今回も延期にした方が良いのでは? という問いかけに、HASEOさんは
「こんな時だからこそ、我々はこれをやるべきだと思う!」と。
そんな自信に満ちた彼の強い言葉に誘われるように、この霧がかって見える未来に一筋の光の道が見えた気がした。
写真と展示をやり通すことで、不安に満ちた霧がかったこの状況に、しっかりと道標を示したい。
暗いこの日常に、明るく楽しいひと時を我々なら提供できるのではないだろうか。
公園は平日だというのに休日のようにファミリーや子供で溢れ、人が皆ひと時の休息を求め彷徨っているのが伝わってくる。
消極的に「やらない理由を探す」のではなく
今だからこそ「どうしたらやれるのか」を考えよう!
それに「リアルポートレート」のメンバーといえば、昨日今日集まって出来たものでもなく、
もう10年も連れ添った仲間も多くいる。
そんな写真に熱い仲間たちが盛り上げる大きな祭典なのだ。
写真が団結を強め、今こそ写真が世界を救う。そんな時なのではないだろうか。
巷ではオンライン的な展示も多々計画されているようだ。
それもひとつのカタチだ。皆で盛り上がる、素晴らしい形だ。
だがポートレイトが人と人とのコミニケーションである限り、
会場でフォトグラファーの熱い思いを生で感じられる紙(写真)での展示にこそ、その真髄はあると私は考える。
だから、いま、リアルポートレイト東京は「開催」をしよう。
今だから、万全の体制で、やめない選択肢を。
マスク、手洗い、消毒、うがい、換気、近接での接触の防止など沢山の手間をかけようとも、
今だからこそ、みなさんの明日の為に、PASHA STYLEは存在する意味を発揮する。
会場に一度に入れる人数を制限する代わりに、開催時間はグッと延ばしました。
リアルポートレイト東京、ご期待ください。