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【編集長の戯言】PASHA STYLEと紙
雑誌や展示で見てこそ写真は生きる
「これからはwebメディアの時代」「雑誌は売れない」「なぜ今紙なの?」
メディアとして立ち上がる時から、同業者やメーカー、読者にまで何度も何度も指摘された。
立ち上げの為の営業をかけている時にも、お話に伺った先の皆さんが一様に半信半疑。
「本当に作るの?」「どんな雑誌を作るの?」「今更写真雑誌って。」……
でも、作りました。
それを持って、メーカーさんに改めてご紹介に回りました。
皆さんこぞって言いました。
「こんな立派な雑誌なんだ!」「凄いクオリティ高いね!」「紙って、やっぱりいいね!」
でしょ!? そうでしょ!?
どうしても今のSNS育ちなフォトグラファーさんたちに見て知って欲しかったのです。
紙の魅力を!!!
雑誌を広げて、そして感じて欲しいのです。
“紙の手触り” ”紙のにおい” “インクのにおい”
これが雑誌で見る写真なのですよ!!!
ツルツルとして、発光するテレビ画面や携帯画面とは違います。
無機質で、無臭で。それらと紙とは全く違う。
思い通りの色が出ない。思ったイメージと違う。
そんな難しさも含めて紙印刷です。
そして、雑誌はもちろんですが、展示で大きな紙で印刷する事、額に飾る事、それらによって見る者を作る者たちが苦労して作り込んだ写真の世界観へと効果的に誘うのです。
A2以上の大きな紙で印刷してこそ、今時の高機能カメラの性能も、高いレンズの性能も生かされるのです。
PASHA STYLEもそういう意味では、少しでも写真のクオリティが生かせるように、線数(画像でいう解像度)を通常175lpiなのを210lpiまで引き上げています。(lpi=line per inch、1インチあたりの線数)
それによって、A4見開きサイズとはいえ、画像解像度でいえば420dpi相当の描画を表現しています!
ぜひ、目を凝らして穴が開くほどに見て欲しい。
紙の手触りと、においを、満足いくまで楽しんで欲しい。
今、新型コロナウイルスによる混乱の中、PASHA STYLEも皆さんに少しでも心休まる時間が提供出来るよう、期間限定でPASHA STYLEの紙の冊子をめちゃお安く提供しています。
これを機にぜひお手に取ってみてください。
↓雑誌セール特集記事はこちら。3月31日まで。
https://pasha.style/article/1113