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【PASHA STYLE注目のフォトグラファー紹介:Nobu】
認定作品100作品以上を持つフォトグラファーに迫る! -
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フォトグラファーやモデルからも連日たくさんの投稿があるPASHA STYLE認定作品。
その中でも認定作品数100作品を突破した北海道在住のフォトグラファーNobuさん。
今回は色々な質問をしてNobuさんのフォトグラファー観、作品への考え方を紐解いていこうかと思います。
①名前を教えてください。
Nobuです。
https://twitter.com/i_photoZ
https://www.instagram.com/nobuphotography/
SNSも関係してくるので、国内のオンラインでは作家名Nobuで活動しています。
現在、札幌在住ですが、2年半前までは東京を拠点に活動していました。
月に一度くらい東京に行きますので、今でもたまに東京で撮影することもあります。
②月、何日ぐらいポートレート撮影をしていますか?
テストシューティングなどを除けば平均すると3〜4日程度です。
③機材は何を使っていますか?
少し前まではニコンがメイン機でしたが、今ではソニーαがメインでニコンはサブで使っています。ミラーレスはボディが軽いのが良いですね。
光学ファインダー好きでしたが、EVFにも抵抗がなくなりました。むしろ撮影中の被写界深度や撮った写真の確認にとても便利です。
④カメラ歴は?
作品撮りという点ではフィルム10年、ブランクがあってデジタル13年です。
⑤カメラを始めたきっかけは?
中学生のときに光学機械としてのカメラに興味を持ち、PENTAXの一眼レフを買いました。その後写真部に入ったんですが、寒い暗い汚いの暗室作業が嫌であまり真面目に写真を撮った記憶がありません(笑)。
中高大と写真部でしたが、当時の写真部は女性も少なくて今と違って華やかさもなく、ポートレート撮る人もほとんどいなかったので風景とかスナップを撮ってました。
社会人になってブランクがあったのですが、13年前にデジタル一眼レフを購入して復帰しました。ニコンがD3とD300を出して勢いがあったので、そのときからニコンを使っていました。ジウジアローデザインのF3への憧れもありました。
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⑥好きなレンズは何mmですか?撮影頻度だと圧倒的に24−70mmです。
元々、ニコンの58mmで撮り込んで画角と距離感を覚えましたので、24−70mmでも58mm前後の焦点距離で撮っていることが多いです。
レンズ描写の特性というよりは、同じ感じの画が出てくるレンズを好みます。その点ではソニーのGMシリーズは安定していて好みです。
⑦1回の撮影でどれぐらいお金を使いますか?
個人的に撮影を企画して撮るのがメインなので、バラバラですね!
札幌の撮影会は順撮りや囲みがメインなので、行ったことがありません。
⑧1回の撮影で何枚ぐらい撮りますか?
本当は1ショットを丁寧になんですが、同じカットを縦横寄り引きと色々撮ってしまうので、1時間300~500カットくらい撮っていることが多いですね。
⑨その中で当たりは何枚ですか?
何をもって当たりというのか難しいですが、PASHASTYLEへ投稿する枚数という点では、1回の撮影で5~10枚くらいでしょうか?
モデルさんによってばらつきがあります。
⑩レタッチはしますか?
します。ただし、レタッチ頼みの撮影はしないです。あくまでしっかり撮影すること。現場でできることは極力現場ですることとしています。
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⑪自分の世界観の創り方は?
自分の撮りたい世界観は常に模索しています。
自分の好きな海外サイトを参考にしています。
⑫モデルさんを選ぶ基準はありますか?
直感です(笑)。
⑬モデルさんを撮る時に一番気を遣っていることは何ですか?
モデルさんも含めて楽しんで撮影することです。
作品には現場の雰囲気が大きな影響を与えると思っています。
⑭作品を撮るにあたって自分の中で決まり事はありますか?
作品の出来不出来をモデルさんのせいにしない。
作品の責任は全て自分のあるという考えで撮っています。
⑮好きなフォトグラファーはいますか?
僕はポートレートからスタートしたわけではないので、ドキュメンタリーとかノンフィクションの系統が好きなんです。
この世界は色々なリスクや誤解と背中合わせなので、フォトグラファーの名前は控えさせていただきます。
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⑯好きな撮影スタイルは?
創り込みも好きですが、本当は緩いスナップポートレートが好きだったりします。
⑰ポートレートを始めた理由は?
新しいカメラを買うと風景、スナップ、花など全てのジャンルを一通りテスト的に撮影していました。
その一環で撮影会に参加してポートレート撮影をしたことがきっかけです。
⑱ポートレートの苦手なところは?
自分の写真を人に評価されるのが怖くて、講評とかは避けてきたんです。ポートレートは写っていただいた人との作品なので、少なくとも被写体となっていただいた方の評価からは逃げられません。そう考えて評価を恐れずにチャレンジしてきましたが、今でも作品を公開するのはドキドキです。
⑲ポートレートのすきなところは?
これまで色々なジャンルを撮影してきましたが、感情を持っている「人物」は、写真を見た人の心に訴えるという点で究極の被写体と考えています。
評価される面をプラスに考えれば、被写体さんやフォトグラファーさんとの交流も盛んなジャンルなので、これも好きなところです。
⑳これから挑戦したい撮影は?
今、北海道に住んでいるので、雄大な大自然を撮影したいと思っていて、ネイチャーや風景写真への転向を狙っています(笑)。
でもポートレートの魅力がそれを阻んでいて、なかなか転向できません(笑)。
㉑PASHA STYLEを知ったきっかけは何ですか?
Twitterで知り合いのフォトグラファーさんが認定されたりしていて知りました。
㉒PASHA STYLEに投稿する意味とは?
TwitterやInstagramのいいねは、本当の「いいね(良い写真だね)」以外の要素も多いので、しっかりした審美眼をお持ちの方が自分の写真をご覧いただいたら、どう感じるのだろうという興味からでした。
㉓PASHA STYLEに今後期待することは?
日本のポートレートを代表する審査制サイトになっていただきたいと思っています。
そのためには、PASHA STYLEで認定された作品に統一された世界観が出来上がるとより投稿する意義が増すと思います。
今は幅広く認定されるのが特徴なので、大きく方針を変えることになると思いますが、そこに期待しています。
ありがとうございます。
最後に写真を通して伝えたい事や、今後の目標があればお願いします。
僕は色々な審査制サイトにチャレンジしていますが、それはPASHA STYLEでいえば認定されることが目標ではなくて、良質な写真を数多く見たり、認定作品にチャレンジすることでそのサイトの世界観を理解したりして、自分の撮りたいスタイルを発見、構築するためです。自分の撮りたい世界観を探して辿りつけたら楽しいですよね。
もちろん、人に見ていただいて、見た人の心に何かを残せれば良いなと思っています。
撮影の目的は色々で人それぞれですが、PASHA STYLEは日本で唯一のポートレートの審査制サイトなので、本の購入はもちろん、ポートレートメインで撮影されている方は是非認定作品にチャレンジしたり、セミナーなどに参加したり、自分の撮りたい作品に近づくために活用していくと良いのではないかと思います。
以上Nobuさんへの質問でした。
フォトグラファーさんへお話を伺うという貴重な機会、色々とお聞きする事ができました。
考え方や撮影方法などはフォトグラファーにより様々ですが、作品に対する熱い気持ちはどのフォトグラファーも共通してそれぞれが持つものだと思います。
今はSNSで簡単にフォトグラファーやモデルを見つけることができる世の中。
PASHA STYLEの会員一覧にも、たくさんのフォトグラファーをはじめとしたクリエーターが登録してくれています。
モデルさんたちも自分の作品観と似ているとか、作品の世界観が好きなフォトグラファーさんが会員一覧に見つかったら、そこから声をかけてみてはいかがでしょうか。
次回もPASHA STYLE認定作品の多いフォトグラファーを紹介していきますのでご期待ください!
text:祐一郎
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