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    PASHA STYLE Vol.1掲載 作品名[BIRD]

  • 【連載】PASHA STORIES
         小林由右子 編

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      衣装と同時にアクセサリーもイメージにあったものを製作する

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      撮影はもちろん衣装も全部自分で作るのが彼女のスタイル

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      作品名【金魚】

  • このコーナーでは、PASHA STYLE創刊号のグラビアページに出てくるポートレイトナビゲーターとその作品にまつわる話などを紹介! 今回は撮影のみならず、ヘアメイクからスタイリングなど全て自分でセッティングしてしまう多彩な才能を持つ小林由右子さんにお話を頂きました。
     
     私はもともと物心ついた頃から趣味で絵を描いていました。写真撮るようになったきっかけは、絵に行き詰った大学時代です。ちょうどその頃にデジカメが流行りはじめていたころでカメラに出会いました。それから写真をとる面白さを覚えました。
     絵のモチーフは、きれいな人、美しいもの。デジカメを触り始めたころ、液晶で見る画面は絵と一緒だなと思ったんです。絵画だと、自分の頭の中で構図や内容をある程度決めてから描き始めるのが私のスタイルだったのですが、写真は自分が動くことでいろんな構図が見えてきて、どんどん変えていける。そこが面白いなと思いました。

     写真の勉強は何もしたことがなく感覚で撮っていたので、写真を一度きちんと学んだ方がいいのかなと思い、プロの写真家の人に相談したら「小林さんは今から学校に行ったら枠にはめられちゃうから、行かない方がいいんじゃない。ここまで独学でやって来たんだから、これからも、そのスタイルで行ったほうがいいよ」と言われ、それからはずっと自分のやりかたで作品創りを続けています。

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    細部にまでこだわり、ネイルも自分で仕上げる

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    今は知人から譲ってもらった Canon の EOS 5D Mark Ⅲ使用している。高感度の性能がいいので撮影が楽になりました

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     自分の強みは色彩感覚だと思います。それは絵をやってきたから培われたもの。絵をやってきたから、色を作り上げるときにいろんな色を混ぜて、この一枚を創りたいという思いが根本的にありますね。
     絵を描いていた頃は、色鉛筆、パステル、カラーインク、アクリル絵の具など、いろいろなものを使いながら「あ、これも使えるんだ」と思って、いろんな画材を使っていたんです。
     
     今は絵も写真も一緒だと思っていて、例えば衣装や背景の素材に関しても、いつも何の素材を使おうかと考えています。紙だけを使ったり、布だけを使ったり、あるいは、身の回りにあるものを素材として使ったりと、本当にいろいろ。
     最近は染色アーティスト中尾ふみさんの染められた布を使用して作品を創ることもありますが、基本的には自分で試してみたいと思った素材を使って衣装を作り、その衣装に合いそうなヘアメイクをその場でモデルさんに施して作品を創り上げています。
     
     21歳の頃初めて買った一眼はNIKONのD50です。その後、NIKONのD90を買って、それから2017年の4月まではずっとそれで作品を撮っていました。
    三脚は使わないので前のカメラでは感度を800までしか上げなかったので、モデルさんに「動かないで! 止まってて!」と叫んでいました(笑)。去年、知人がCanonの5D markⅣに買い換えるとのことで、 markⅢを譲って頂きました。EOS 5D Mark Ⅲは高感度の性能がいいので、だいぶ撮影が楽になりました。ボケも好きだけど、ボカしちゃうと細かく創ったものがはっきり写らなくてもったいないと思うので、どちらかというと絞り込んで撮ります。

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      PASHA STYLE Vol.1掲載 作品名【Fusion】

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      PASHA STYLE Vol.1掲載  作品名【悠久】

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      作品名【赤の占術士】

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    PASHA STYLE Vol.1掲載 作品名【HIBISCUS】

  • 特別なことがない限り普段からカメラを持ち歩いて写真を撮ることはあまりないですね。
    普段はiPhoneです(笑)
    作品撮りに関しては、話をしていて魅力的な人だなぁとか、この人を私の世界観で変えたらどんな風になるのだろうとかワクワクした気持ちになる人と作品を撮ることが多いです。
    そういった意味では女性の方が楽しいというのもあり、女性を撮ることの方が圧倒的に多いです。

    以前「カメラマンになりませんか?」という話をもらった時、私の作品を見て「撮ってもらいたい」と言ってくれる人がいても、いざ撮影する時はカメラマンとして起用されているので、当たり前のことかもしれないけどメイクとかスタイリングは別の方々で、全部に携われる訳ではないのだなととても残念に思いました。
    その時感じたのは、私はカメラマンになりたい訳ではなく”写真家で在りたい”のだと。
    衣装を考えて、メイクを考えて、背景選んで、こんな色の世界を創りたい。そう思います。

    コンスタントに発表していかなかったら作家活動は難しいと思いますが、創るということはずっと続けていきたい。
    今のスタンスが私にとってはいいですね。

    取材=高畠保春

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    【編集  SATO TAKESHI】