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  • 【PASHA STYLE注目のフォトグラファー紹介:小粋道樂】
    独自の世界観を表現するフォトグラファー


PASHA STYLE認定作品から注目のフォトグラファーを紹介するこのコーナー!

今回は独特な世界観を持つ引きのスペシャリスト小粋さんをご紹介します!

作品に特徴があり、見ればすぐに小粋さんの作品と分かる人もいるのではないでしょうか?

暗い写真の中にも一つの明るい要素を取り入れる撮影スタイル。

どう考え撮影に挑んでいるのか気になるところ…。

それでは質問スタート!


①名前を教えてください。

小粋 道樂(KOIKI)

栃木県にて写真撮影の活動を行っております。

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⓶月、何日ぐらいポートレート撮影していますか?

1〜2日


③機材は何を使っていますか?

SONY α7R II・α7R III

Voigtländer HELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6 Aspherical

SONY:1635GM・2470GM・70200GM

10mm以外は基本的に単焦点は使用しません

24・35・50・85・90mmと一応は持っておりますが、気分転換程度の使用頻度です。


④カメラ歴

5〜6年


⑤カメラを始めたきっかけは?

治療方法のない難病にかかり、自分の足でいつ歩けなくなるか分からないと診断された為、

動ける内に自分の目と足で色々と見ておきたい、見たものを記録として残しておきたいと思った為。


⑥好きなレンズは何mmですか?

10mm / 200mm


⑦1回の撮影でどれぐらいお金を使いますか?

¥0〜¥100.000(依頼された場合・撮影会参加費・モデル料金/撮影場所代・食費交通費)


⑧1回の撮影で何枚ぐらい撮りますか?

5〜200枚前後(天候やロケーションに大きく左右される。)

コミュ障故に個撮はあまりしたことが無いので、その場合は何とも言えませんが…。

グループ撮影や撮影会での撮影は撮影しているより休憩や散歩している方が長いです。


⑨その中で当たりは何枚ですか?

0〜5枚程度(天候やロケーションに大きく左右される。)

日中でも1/8以下のスローシャッターが多い為、完全に博打撮りとなります。

1秒手持ちシャッターなど多用しております。

小粋が固定砲台と化し無言で同じ場所で撮り続けていたら、構図と色味は完成していて仕上げのアレは要らない、コレは要るといった消去法撮影になっております。

モデルの方は今、チャンスゾーンに入っていると思って頂ければと思います。

10〜20秒に一回程度のポージング変更のみでOKといった感じです。


⑩レタッチはしますか?

レタッチは行います。

現場で大体の色造りを行う為、9割5分JEPG撮りをしております。

大まかな化粧下地、建築土台というイメージです。

RAWだと現場で創造した事が思い返せない為、撮っても保険程度です。


⑪自分の世界観の創り方は?

基本的に撮りたいイメージを持って撮影に挑むことはしておりません。

バケツの中に川の水を入れて寝床へ運べる適量を測る感じで、その時その場にある世界を消去法にて要を、金魚すくいみたいに汲み上げながら創造してます。

つまり、モデルの表現したいものとロケーションを調和させながら、部品を組み合わせたり、破棄する感覚で、小粋な世界観を捻じ込む感じです。

言い換えれば、小粋にはイメージする頭や感性が乏しい為、モデルとロケーション頼りな撮影スタイルということです。


⑫モデルさんを選ぶ基準はありますか?

バランス(髪型・化粧・ロケ地とマッチした衣装等)と己を携えてる御方。

目と眉毛の間隔が近い方を好んで撮影しております。


⑬モデルさんを撮る時に一番気を遣っている事はなんですか?

コンプレックス。

可能ならば、撮影前にご自身のコンプレックスを伝えて頂きたい。

生かすも殺すも角度だったり、レタッチだったりですので…。 


⑭作品を撮るにあたって自分の中での決まり事はありますか?

己を貶す。


⑮好きなフォトグラファーはいますか?

作品性、人間性でそれぞれ異なりますが、例えばこの御方の写真だから好きといった概念ではなく、自分がステキだと思う写真は誰と構わず好きといった感じです。

⑯好きな撮影スタイルは?

大自然・人工物など画角内に情報量の多いものを好みます。


⑰ポートレートを始めた理由は?

カメラの使い方が分からず、Pモードで愛猫の眼球ばかりを1年近く撮っておりましたら、見かねた知人よりモデル撮影会に誘われて.…。

(a77+SIGMA180マクロからカメラをスタートしました。)


⑱ポートレートの苦手なところは?

撮れる時もあれば撮れない時もあるということ。初見さんは特に撮れ高ほとんどありません。

イメージではなく創造の為、何回か撮影を重ねていく内に完成させていくという感じです。

小粋が口下手で伝えることが上手く出来ない為、申し訳なく思うことが苦手なところです。


⑲ポートレートの好きなところは?

自分が何を好きでポートレート撮影しているのか明確なものは正直わかりません。

よく「楽しかった?」と聞かれますが、首を縦に振ったことはありません。

楽しくなかったという意味よりも、既に撮った画像を見る前から反省点を追っている感じで、それを思い返すと首を縦に振ることを躊躇してしまう自分がおります。

それを伝えず解散する為、嫌な思いをさせた方々には申し訳ありません。

ただ馬鹿みたいに真剣に取り組み、そして反省しながら己を罵っている感じです。

そういった意味合いでは、楽しさを求めて好きなわけではなく、作品性を追い求めて好きといった形かと思います。


⑳これからやりたい撮影は?

スケキヨの創造再生

㉑PASHA STYLEを知ったきっかけは何ですか?

立ち上げ初期に、インスタで知人がハッシュタグを付けて沢山投稿してるのを目にして知りました。


㉒PASHA STYLEに投稿する意味とは?

自分が良いと思うものと他人が良いと思うものが異なっていたりするのは当然なので、己を己自身の目で第三者として見れるようにと投稿しております。


㉓PASHA STYLEに今後期待することは?

若手やカメラを始めたばかりの方々を導ける場所であると嬉しいです。

批判や否定、機材マウントや過去の栄光をかざし、新人潰しや出る芽を刈り取る風習が少しでも減れば良いなと思っております。

もちろんある程度の社会的教育がなされた上でのこととなります。

総括

最期に写真を通して伝えたい事や、今後の目標があればお願いします。

同じ場所・位置・機種で撮影しても仕上がりは全て異なるのだから、自分の画角内に己を持つこと。

そして、良く撮れたと実感ある写真でも満足することなく探究心を無くさないこと。

山・川・滝・沼・海・雪や空調設備の乏しいスタジオ、真夏真冬などの気候など、モデルへの配慮、危機管理や体調などは表情から常に確認するようにしなければなりません。

もう少しがとても長いカメラマンもずっと湧水に浸って、雪降る中を薄着で撮影すべきです。

依頼した時間内ずっと自分は運動靴でモデルはヒールで歩かせ続けて撮影とかありえません。

お互いがお互いを活かせる撮影であることを願います。


目標は常に「満足へ至る」そう感じられる日が来れば良いな…と思っております。

その日が来ることはないと感じている為、そして同時にそれが終わりの時なので、目標としております。

今はまだ宛無き道中でしかないので、小粋の名に道樂を添えております。

小粋さんありがとうございました!

どうでしょうか?

独自の世界観を持つフォトグラファーの答えは。

大体の人はイメージを固めて撮影に挑むと思います。筆者もその内の一人です。

でもその際にイメージを固め過ぎて失敗することもあります。

現場でイメージを再現できず泣きをみることも…。

小粋さんはイメージを固めず、創造で作品作りを行うスタイルでしたね。

1から10ではなく、0から10と更に難しいことです。

その難しさが独自の世界観を築き上げてきたのだとインタビューで実感しました。


そして、総括の中に忘れてはいけない撮影の心構えがある気がしました。

人対人という事を忘れてはいけないこと。どちらもある程度撮影するor撮影されると傲慢になったり我儘になったりすることもあると思います。

フォトグラファーとモデルの前に一人の人間としてしっかりと向き合う事が良い作品に近づける第一歩に。

初心を忘れてしまった方はもう一度何が大事でどういう気持ちで撮影しているのかを考えてみると良いかもしれませんね。


リンク先にここでは紹介できなかった小粋さんの認定作品があるので、ぜひ会員登録をしてたくさんの写真を見てください!


 

【 TEXT:祐一郎 】