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  • 【REVIEW】EPSON Endeavor SG100E
    フォトグラファー向けPCに大注目!!







今回、紹介するのは

エプソンから新発売された

Endeavor SG100E RAW現像・レタッチselect』。

同モデルは、プロやハイアマチュアが使っても申し分ない性能を持つ

フォトグラファー向け、デスクトップPCだ。


エプソンというとプリンターのイメージが強いが、実はBTOパソコンにも力を入れている。

BTOパソコン? という方に簡単に説明すると

予算や使用用途に合わせてパソコンのパーツ構成をカスタマイズできるセミオーダーメイドのパソコンのこと。

 

カスタマイズできるといっても、PCよくわからない!! という方もいると思うが、そういう方にこそ

今回の『Endeavor SG100E RAW現像・レタッチselect』(以下Endeavor SG100E)を強くお勧めしたい


その名の通りRAW現像やレタッチに最適なパーツ構成をメーカー側で設定してくれているので

パソコンの知識がなくても、安心してRAW現像やレタッチに適したパソコン選びができるというわけ。

ほかにSG100Eにはフォトグラファー以外のクリエーターをサポートするCAD設計Select、イラスト・漫画制作Selectの設定も用意している。


 

こんな方にオススメ

●パソコンは詳しくないけど画像編集に最適なPCが欲しい

●コンパクトでオシャレなPCが欲しい

●ウインドウズで画像編集がしたい

●カラーマネージメントされたモニターを使いたい

 

それでは『Endeavor SG100E』を詳しく見ていきます。







サイズ

こんな風に思ったことありませんか?「クリエーターPCって性能がいいのはわかる。でもパソコンが大きい!」

一般的にクリエーターPCというとミドルタワーケースを採用していることが多い。

サイズは210×432×477mm(幅×高さ×奥行き)ぐらい。ミドルといっても、それなりに大きいです。

Endeavor SG100E』のサイズは約74×185×207mm

ミドルタワーを筐体にしたクリエーターPCの約1/8のサイズ。

このサイズにギュッとRAW現像・レタッチに必要なマシンスペックが凝縮されているのです。吃驚です。


サイズがわかるようにペットボトルと並べて写真を撮影してみました。まるで外付けハードディスクのようなサイズ感!!










性能

コンパクトなPCの代表格である現在発売中のインテルCPUを搭載したMac Miniとスペックを比較したいと思います。

Endeavor SG100E』のサイズはMac mini2倍の大きさ。

単純にサイズだけを比較したら完敗のイメージ。








では中身はどうでしょう?

Mac miniの選択できるCPUは、Core i53.0GHz)とCore i73.2GHz)の2タイプ
SG100ECore i52.3GHz)とCore i72.0GHz)とCore i91.9GHz)の3タイプ


SG100EはどのCPU2.0GHzぐらいでクロック数が控え目です。

熱対策を考えてのセレクトなのかもしれません。


Mac miniとの大きな違いは、10コアを採用したハイエンドモデルCore i9が選べるところ。

これだけでもMac miniよりもSG100Eのほうがハイスペックといえると思います。


ちなみにMac miniの方は8世代(2018年発売)のCPUで、

SG100Eは今年モデルの第10世代(2020年発売)です。

クロック数控え目だけど、最新のインテルCPU搭載は嬉しいです。

 

Endeavor SG100E』の最大のポイントは

RAW現像やレタッチに最適な専用グラフィックス

NVIDIA® GeForce® GTX 1650を搭載しているところ


コンパクトサイズのパソコンではスペースの問題から内蔵グラフィックスのものが多い。

画像編集をメインに使うなら専用のグラフィックスは欲しい。ちなみにMac miniは専用のグラフィックス非搭載。


『Endeavor SG100E』CPUのクロック数は抑えめだが、専用のグラフィックスを搭載している段階でMac miniとの性能の比較は難しい。

電源にACアダプターを採用することで、本体の省スペース化と熱対策を実現しているところもポイント。











また『Endeavor SG100E』で、特に注目したいのがソフトウェアの動作確認をしてくれているところ。

クリエーターPCとうたっているPCでも、HPにメーカーが動作確認しているソフトを明記しているのは非常に珍しいです。

どのメーカーもスペックが足りないという事はまずないのだが、こうした部分を見ると信頼度が上がります。

 

動作確認済みソフトウェア

●Adobe Creative CloudPhotoshopLightroomのみ)

●SILKYPIX10

●Nikon Capture NX-D











デザイン

Endeavor SG100E』を見て、あれ見たことがある!! と思った方いませんか? そうなんです。

Endeavor SG100E』は、写真を高画質にプリントできる

「プロセレクション1Vシリーズ」のデザインと統一されているのです!!


写真はA3ノビまでプリントできるSC-PX1Vと並べたところ。

思わずプリンターの一部と思ってしまうほどのフィット感!!

デザインはもちろんのこと高さや奥行きまでプリンターとマッチするように合わせているので、横から見ても、上から見ても、どこから見ても違和感がない。素敵です。


それでは各部を見ていきたいと思います。

ハイスペックなPCでコンパクトなデザインとなると気になるのが排熱。

天面と下面には放熱効果が高いメッシュ形状を採用することで、しっかりとPC内部が冷えるように設計されています。

V1シリーズと同様の高級感のあるデザインばかりに注目してしまいますが、しっかりと機能性も追求されているのもポイント。


スッキリとしたPC前面はフロントドアを採用し、ドアを開けると

USB3.1USB3.0USB TYPE-CSDカードスロット、マイク入力/ヘッドホン出力のジャックを搭載しているので、普段の使い勝手もバッチリ。











プリンターメーカーとして有名なエプソンのBTOパソコンだけあって、Endeavor SG100E』の購入時にはオプションでEIZOのモニターも購入できる。モニターは最大で3画面表示が可能だ。


Endeavor SG100Eは、プロセレクションとの接続に必要なドライバーとEIZOColorEdgeディスプレイのかんたん写真プリント色合わせツールのインストールを一括で行う、カラーマネージメント・プリセットアップが入ったUSBメモリを同梱しているので、ネット環境がなくてもプリンターとモニターとのマッチングができるのも嬉しい。

 

 RAW現像やレタッチを快適に作業できるマシンパワーを持ったクリエーターPCEndeavor SG100E』。どうしても性能とPCのサイズは比例するところだが、今回紹介したPCはハイスペックなのに省スペースを実現した夢のマシン。これからPCを買いたい方やマシンパワーが足りないとお悩みの方は必見です。



Endeavor SG100E RAW現像・レタッチselect 販売構成例】

OSWindows 10 Home 64ビット※

プロセッサー:インテル® Core i5-10500T プロセッサー(6コア/2.3GHz)

グラフィックス:NVIDIA® GeForce® GTX 1650 4GB このモデルでは他のGPUは選べません

メモリ:16.0GB(8.0GB×2) PC4-2933 DDR4 SDRAM

ストレージ:512GB M.2 SSD PCI Express x4 対応※

無線LAN機能搭載:インテル® Wi-Fi 6 AX200(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n 無線LAN+Bluetooth 5.1)※

キーボード:106キーUSB 接続コンパクトキーボード(KU-0626)ブラック※

マウス:ホイール付きUSB オプティカルマウスブラック※

価格:181000円(税別)~

※カスタマイズ可能

 

 

textSATO TAKESHI