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  • 『LUMIX BASE TOKYO』がオープン
    全てのクリエーターのための情報発信基地


LUMIX BASE TOKYOのマネージャー坂本維賢さん。


昨年、コロナウイルスの影響で『LUMIX GINZA TOKYO』が一時閉館したことから、LUMIXが「時代のニーズに合わせ『クリエーターとともに作り上げる、クリエーターの活動拠点』を」というコンセプトのもと『LUMIX GINZA TOKYO』を移転リニューアルすることを決めた。


そして530日、満を持して『LUMIX BASE TOKYO』としてリニューアルオープン。その場所はクリエーターが集まる街、東京・青山。







LUMIX BASE TOKYO

住所:東京都港区南青山2丁目11-17 第一法規ビル 1F

営業時間:11:0019:00

定休日:月曜日・年末年始


 

LUMIX以外の機材までをも使用したスタジオ撮影、配信まで体験できる




来場者が各々の動画配信に使用してもOKの動画撮影スタジオ。
静止画の撮影スペースでは本格的な物撮りを試すことができる。


LUMIX BASE TOKYO』はショールーム、スタジオ、ギャラリー、ストア、サポートの機能を備えている。特筆すべきはスタジオ(動画と静止画)を用意しているところ。スタジオではLUMIXの機材を中心にし、周辺機器(オーディオ製品/ライティング機材等)は協力各社の機器までをも使用でき、すぐに本格的な撮影ができるセッティングが施されている。

メーカーのショールームで試写ができることまではさほどの驚きはない。が、しかしこちらはなんと実際にYouTubeなどの配信に使用してもOKとのこと。だからフラッと『LUMIX BASE TOKYO』に来て、自分のYouTube配信をすることも可能なのだ。セッティングされている機材だけでなく、自分の機材を使用しての撮影もOKということだが、スタジオの使用については予約が必要。詳しいことはWebサイトをチェックしてみてほしい。

 

 

シンプルな空間にはLUMIXの熱い想いが詰まっている







LUMIX BASE TOKYO』のシンプルかつフレキシブルな空間には「クリエーターと共に進化していきたい」という思いが込められている。

木材はあえて素地をベースにし、電源コードは天井からのダイレクトレールで配線、テーブルは天板と足が分離できるようになっていて幾通りもの配置やセッティングが可能。セミナーの会場として使用する際はテーブルの脚を縦にしたり、横にしたりすることでレイアウト変更できる。インテリアひとつとってもこの自由度の大きさ。LUMIX BASE TOKYO』という空間をより楽しいものにしてくれることだろう。

 

また『LUMIX BASE TOKYO』にきたらぜひ見てほしいのが天井のライン照明。ブランド名のLUMIXには光(ルミナス)という単語が入っている。Sシリーズのレンズには光軸の部分にそれをイメージさせる白い指標が入っている。それが天井デザインの照明モチーフにもなっているのだ。

コンセプチュアルなこの空間デザインはLUMIXファンはもちろん、訪れる者をこのBASE(基地)のファンにさせてくれる仕掛けのひとつだと感じさせられた。

  
  

LUMIXの最新機種から他社の周辺機器まで体験できる

『LUMIXのショールーム』と聞くと、どうしてもLUMIXユーザーのためのスペースかと思ってしまうところだが、LUMIXの考えるクリエーターとは『写真や映像で表現する人』。その為、LUMIXユーザーでない方にも足を運んで、この空間を楽しんで欲しいという願いが込められている。それを叶えるひとつとして、LUMIX以外のブランドの商品も試せるように他社の周辺機材も展示されている。例えば「配信をする」となると、LUMIXのラインナップにはない機材も揃える必要が出てくる。そこを体験の段階からカバー出来るよう、現在はATOMSAputureDJIEIZOSENNHEISERなどを展示、試用が出来るようになっていた。





ジンバルで有名なDJIの製品も展示中。スタジオのライティング機材はAputure。動画に必須ともいえるSmallRigもあり。


またEIZOのモニターとマウスコンピューターのDAIVが並ぶテーブルでは、動画・静止画ともに撮影をした後のワークフローまでフォローできるよう、編集スペースを用意している。ここは予約なしで使用可能。

静止画用にはノートパソコン2台、動画にはマウスコンピューターのDAIVを用意しているので、LUMIX BASE TOKYO』のスタジオで試し撮りしたデータの編集や、さらには持参したデータの編集作業にまで使用することも可能だというから嬉しい。




編集ができるスペースではEIZOのモニターを完備。動画編集用にはクリエイターPCで有名なDAIVを用意。
ノートパソコンには静止画の編集ソフトを完備。

 




訪れてみて、使用メーカーを問わず全てのクリエーターに利用してもらいたいという『LUMIX BASE TOKYO』のコンセプト通りのワクワク出来る素敵な基地になりそうという印象を受けた。青山界隈のクリエーターのみならず、多くのクリエーターが集える場所になりそうだ。


textSATO TAKESHI