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    PASHA STYLE VOL2(P72~73)掲載作品

  • 【雑誌連動企画】HASEO×中一光学
    マニュアルフォーカスが産み出す世界

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    WPCのポートレイト部門で見事に受賞したHASEO氏

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    ありふれた日本の風景をHASEO氏が写し取ると日本とは思えない風景に仕上がる

  •  見る者をファンタジーの世界に誘ってくれるのがHASEO氏の作品の特徴。今回はその作品がどのような場所で、どのような道具を使って仕上げているのかレポートします。
     カメラはフジフィルムのGFX 50S。国産メーカー初の中判ミラーレスカメラ。中判の高い情報量が質感や現場の空気感などを写真に閉じ込めてくれる。

  • 135mmでF1.4という規格外の明るさはピントあわせも大変

  • 小道具にもこだわる事で作品にストーリー性を持たせる

  •  作品を仕上げる上で一番重要な要素と言っても過言ではないのがレンズ。今回の作品ではマニュアルフォーカスレンズの商品構成が魅力的な中一光学の最高峰であるレンズのSPEEDMASTER 135mm F1.4を使用。このレンズの特長は極めて浅い被写体深度。ピントをしっかりとコントロールすることで写真をアートの世界まで昇華していく。
     
     作品のあった機材のセッティングはもちろんだが、現場の光と影をコントロールするのも重要。この作品では女性の顔が帽子の影で暗くなってしまわないように光が来る方向に顔の向きを合わせている。機材、撮影小道具、光と影など細部に至るまでコントロールすることでHASEO氏の世界が作り上げられていく。
     
     ちなみにロケ地は日本です。撮影風景の写真を見ればわかるとおり普通に撮影するとありふれた日本の風景。ここにHASEO氏のテクニックが加わることで写真のような幻想的な一枚に仕上がる。

  • F1.4を実現する135mmの外観はこんな感じ。フィルター径は105φ

  • HASEO氏の個展でブースを出展する中一光学の日本総代理店 焦点工房

  •  4月26日から5月20日に東京お台場のヴィーナスフォートで開催されたHASEO氏の個展にも中一光学の日本正規総代理店の焦点工房がブースを出展していました。数多くのマニュアルレンズを展示し、実際にカメラに装着してマニュアルフォーカスの魅力を伝えていました。

  • 【レンズ仕様】
    中一光学
    SPEEDMASTER 135mm F1.4 for Full Frame

    焦点距離:135mm(35mm換算135mm)
    フォーカス:マニュアルフォーカス
    絞り: F1.4-16.0
    レンズ構成: 5群11枚
    フィルター径: 105mm
    絞り羽根: 11枚
    最短撮影距離: 1.6m
    最大径:111φ
    全長:約132mm
    質量: 約3000g
    マウント:キヤノンEFマウント、ニコンFマウント、ペンタックスKマウント、ソニーEマウント・Aマウント、フジフィルムGマウント、ライカT
    価格:33万円(税別) ※受注生産

  • 今回、撮影で使用したSPEEDMASTER 135mm F1.4はSPEEDMASTERの最高峰レンズ。受注生産のモデルでマニュアルフォーカス初心者にはなかなか手の届かない存在。そこで次回はマニュアル入門に最適な3本のレンズを紹介します。


    続きはコチラ↓
    https://pasha.style/article/289
     
    【Text SATO TAKESHI】

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