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  • HASEO写真展 「未来への贈り物」
    2021/6/23~7/12 富士フイルムイメージングプラザ東京 ギャラリーにて

















2021年6月23日(水)~7月12日(月)の間、HASEOさんの個展『未来への贈り物』が開かれています。

初日にお邪魔してきました。

 

会場となった富士フイルムイメージングプラザ東京ギャラリーは、JR「東京駅」「有楽町駅」から徒歩5分、地下鉄千代田線「二重橋前駅」3番出口直結の丸の内 MY PLAZAの3階にあります。

(地下鉄に慣れていない方などは、東京駅から地上を通って行った方が分かりやすいかもしれません)

 


ギャラリーの入り口に入るとすぐにある特大の作品。その美しさと大きさで一気にHASEOワールドに没入できる。

 

 

展示場に足を進めると、壁一面を使った透き通りつつも滑らかな描写が目を引く作品に、まずもって圧倒されました。

初日の平日にも関わらず、入れ替わり立ち替わりに来場者が訪れ、皆さん作品に見入っていました。


お話を伺うためご挨拶させていただいたところ、

「じゃあ1枚ずつ作品を見ながらご案内しましょう」

と、解説をしてくださいました。

 


印刷、ディスプレイと展示の魅力をめいっぱい披露してくれるギャラリー会場。沢山の作品が並びそれぞれの世界観を楽しませてくれる。

  

 

各作品について触れる前に、今回の個展コンセプトについて紹介すると

 

『未来への贈り物』

「1億画素で撮影し、それを未来に贈る」ということです。


以下は会場に掲示されているHASEOさんの2人のお子さんがモデルとなった作品のキャプションからの抜粋です。

 


 

"昔はハイビジョンが夢のような画質であったが、今は4Kが当たり前になっている。

今後は紙媒体よりもモニターでみることも多くなり、4Kから8K、8Kから16Kと移り変わっていくかもしれない。

そうなったときに今の思い出を最高の画質で未来へ届けるということは、ぼくたちカメラマンの最低限のルールではないかと私は考えている。

 

~中略~

 

やがて子供たちが大きくなり、私がこの世を去ったとしてもこの写真を見て微笑んでくれる将来の2人が居たとしたらそれは私にとって最高の贈り物なのだ。"

 

 

とあります。

 

作品『Neverland』では、Neverlandに込められたとある少女の悲しくも幸せな願い、Godivaをめぐる逸話の再現、国を想いみずのなかへと身を投じた女王、麒麟を育てる女など、HASEOさんのイメージを具現化した作品らが、その緻密なまでの設定と相まって1億画素という鮮烈かつ精美な描写により見るものを引き付けていました。

 

 

 

また今回のテーマに沿った10代、20代、30代の一般女性らから成る作品にまつわる一人ひとりのエピソードや、ヌードを撮るときのこだわり、環境に配慮した結果自分のスタジオに沼を作っての作品作りなど、写真家としての在り方や人としての在り方についてHASEOさん自身がユーモアを交えながら熱く語ってくれました。

 

今回の展示会は、新型コロナウイルス対策に配慮し、大々的なPRはせず会場のHPと各SNSのみのPRとなっています。会期は本日12日14時まで。ぜひその目でこの作品群をご覧いただきたいと感じました。

 

 

最後に、これから写真を始める方、うまくなりたいという方に向けてのアドバイスをHASEOさんにお願いしたところ、以下のようなコメントを頂きました。

 

「僕と同じようなことをしたら、大変です。作品を作るうえでストーリーを作ったり撮影環境を自分で1から作ったりと、こういうことを全部やっていこうとするとお金もたくさんかかるし、それを自分のノルマのように考えてしまうと心が折れてしまいます。

 

ただ、目指すべきところとしては目指してほしいし、そしてこれを全部やろうとせずに10個作るうちのひとつでもいいからたまにこういうことをやって、海外の作品とかに匹敵するようになってほしい。

 

無理をしてしまうと写真が続かなくなってしまうので、無理をせずややれることから、全部を真似しようとせず自分のやれることをやってもらいたいと思います。

 

写真はCGや合成を使わず、目の前にあるものを一生懸命撮る。後からこうすれば良いやとか、あとからアプリ使えばいいじゃなくて、一生懸命撮るってことを写真を見て感じて貰えたらうれしいです。」

 

とエールを贈ってくださいました。

 

完売した今回の図録を持つ吉川みなさん。 


 

その他にも、記事にできない裏話や撮影時の面白いエピソードなども、たくさんお話ししてくださいました。


HASEOさん、スタッフの皆様、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。

 

 

 

 

 

photo & interview:kinami