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海外アーティストからも注目のPASHA STYLE
世界で活躍するフォトグラファーを紹介
今回は日本を拠点としながら、世界で活躍しているフォトグラファーVUONG BAO LANさんの作品を紹介します。
VUONG
BAO LANさんは2011年に来日後、2018年からプロとして本格的な活動をはじめ、日本においても精力的に活動しているフォトグラファーです。
今回紹介する作品のコンセプトは『和紙』。日本人とはまた違った視点から日本文化を表現する作品が目を惹きます。
photographer :VUONG BAO LAN
作品のコンセプト:『和紙』
モデル:Anna Uchiyama
Jian jian ( Huong Giang)
撮影場所: 都内スタジオとロケ
VUONG BAO LANさんのインタビューをご覧ください
写真はいつからはじめましたか?
2014年頃に趣味で始めました。
写真をはじめたきっかけは?
感動した瞬間を記録に残したくて写真を始めました。最初に撮影したジャンルは街のスナップ写真です。
影響を受けた写真家は?
特に誰にも影響されていないと思っていますが、興味をもっている写真家はPeter Lindbergh、Steve McCurry です。
来日したきっかけは?
以前は、土木環境系エンジニアをしており、日本の環境改善政策を勉強する為に日本に留学し、東洋大学大学院で研究をしていました。
よく使うカメラやレンズはなんですか?
スタジオでの撮影などならCanon 5Dmark IV, mark III
スナップ撮影で 6D をよく使っています。
レンズは50mm F1.4、85mm f1.8、70-200mm
f2.8、24-70mm f2.8
ポートレート撮影のときに、気にかけていることは?
分野によって気をつけているところは違いますが、被写体の周辺の環境(光、背景、色味、風水など)。そして被写体の表情、個性的な姿勢などが出せるようにコミュニケーションにも気につけています。
自分の写真において日本文化の影響は?
日本の仏教、神道、禅、書道など。伝統的な日本の文化の和紙や布などに触発されています。
世界と日本の写真の違いは?
世界と日本の写真の違いについては難しい話ですが、分かりやすいのは日本の写真は柔らかい雰囲気があります。日本の写真には日本人の精神と哲学があり、伝統文化的な価値観が表現されていると思います。
今後取り組みたいテーマは?
今後取り組みたいテーマは書道です、文字のように人間の姿を撮影したいと思っています。
PASHA STYLEを知ったきっかけは?
都内の書店でArtbook, 写真集のコーナーでPASHA STYLE Magazine を見かけました。その後に写真家Kobayashi MotoyukiさんからPASHA STYLE Magazine について紹介していただきました。
最後にPASHA
STYLEの感想を教えてください。
PASHA STYLEには日本の写真文化を感じます。そしてみなさんの作品を見たとき、様々な「イデア」を発見できます。世界の写真家がPASHA STYLEの様な雑誌を手に入れたくなると思っています。
インタビューは以上です。
VUONG BAO LANさんの作品は、1枚の写真の中に静と動が収められており、日本の精神性が表現され、そして日本の伝統的な和紙や布を使いながらもモダンで新しい日本らしさを感じました。
【プロフィール】
VUONG
BAO LAN
Art
_Photographer based in Tokyo from 2018
展示履歴:Galerie Rachel Hardouin
15
Rue Martel 75010 Paris 2018,2019
New
Jorg Gallery ( Spreeuwstraat 6 , 2920 Kalmthout , Belgium 2019, 2020)
text:SUZUKI HIROYUKI