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HASEO人外写真展『幻想生物展』6月7日から
製作現場を独占取材!
HASEOが創り出す創作作品の数々
そこには絶対観てもらいたい世界がある
朝から雨が降り、肌寒かった都内某所。
HASEOさんを東京駅で出迎え、向かった先は国立科学博物館。
こんな場所で、作品撮り!? 一瞬耳を疑ったこの撮影ではあるが一体何が始まるのか!
皆さんに少しだけお見せしましょう!
HASEOさんの創り込みといえば、見事なヘアメイクと豪華な衣装、そしてそれを活かすシチュエーション。
今回は、ヘアメイクの担当はEllieさん。そして衣装はHoney Moonさん。
会場にはもちろん2人もスタンバイし、会場入りと共にそれぞれの作業に取り掛かる。
これだけ大きな撮影となると、一番大事なのはスケジューリングだ。
入りの時間、モデルのヘアメイク、着替え、その間のライトのセットなど綿密に練られたスケジュールで現場は動いている。
なので、それぞれの仕事を決められた時間内でこなす、それはまさにプロの現場と言える緊張感溢れる空間だ。
その中で、HASEOさんがこまめに作業を覗きながら
相談しながらリアルタイムで作品の方向性を微調整する。
今回のモデルには大きなツノを装着するのだが、HASEOさん自らも協力しながらその大きなツノの向きや場所を決め込んでいった。
撮影現場に入って驚いた。HASEOさんが動物好きであることは知っていたがここはまさに博物館。
たくさんの動物が所狭しと展示されている。
それを見ながら、キラキラと目を輝かせつつ「すごいなぁ。」「すごいだろ。」「最高だろ!」とテンションの高いHASEOさん。
この場所は彼にとってはまさに天国のような場所なのだ。
道具は、博物館の剥製を痛めてしまうということでストロボは使用不可。
そこはもちろん知っているだけあって、揃えられた照明器具はPhottixのLED関係。
モデルの支度の時間を利用しライトセットを考えるのだが、このあちらこちらに広がる写り込みをどうするのかとても気になった。
スケジュール内で撮影時間は実に短い。
撮影が始まれば、フィニッシュまではあっという間だ。
仕込み中に溜め込んだイメージを一気に発散し、次から次へと作品を生み出していく。
HASEOさんの撮影は独特で、1枚創り込みならではの彼の脳内にある決め込んだイメージを切り取っていく。
なのでモデルは決められたポーズ、表情、視線をキープしなければならない。
そのひとつひとつを根気よくHASEOさんは実演しながら指導していく。
その様は映画監督の演技指導を思わせる。
そしてライトマンに細かく指示を出す。「角度」「強さ」「高さ」時間の無い中でのそのやりとりは緊張感に溢れている。
そして気になっていた写り込みは、現地でHASEOさんの指示に合わせてKANI filterがサポート。
CPLフィルターを使って、見事にガラスの存在を消し去った。
これならガラスだらけの博物館でも作品のクオリティを下げる事なく仕上げることが出来というわけだ。
見事に作り上げられたHASEOワールド。
彼の大好きなモノを目一杯詰め込まれた最高の1枚。
ぜひ会場で迫力の作品を生で見てもらいたい。
text by ooxo
photography / art direction :HASEO hair&make up:Ellie horn:Umekichi dress:Honey Moon assist:Mina Yoshikawa / Azu / Minamozuki Kiya model agency: Yoshiaki Uematsu special Thanks: Alpha Management / Phottix / KANI Filter 撮影協力: 国立科学博物館
HASEO人外写真展「幻想生物展」
東京個展(終了)
場所: ギャラリー・ルデコ 6階
(東京都渋谷区渋谷3-16-3 高桑ビル 6階)
期間: 6月7日(火)~6月12日(日)
神戸個展(終了)
場所: FLORE Artist Gallery
(兵庫県神戸市中央区山本通 1-7-9 ブーミン北野 1F)
期間: 6月14日(火)~6月19日(日)
名古屋個展(開催中)
場所: 市民ギャラリー矢田 第一展示室
(名古屋市東区大幸南一丁目1番10号 カルポート東)
期間: 6月22日(火)~6月26日(日)