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  • 『PHOTO NEXT 2022』で見つけた新製品を大紹介
    撮影機材編



報道・出版に関わるフォトグラファー、写真館や写真店、ブライダル関係、機材メーカーや商社、ラボなどの写真のプロフェッショナル&ビジネスが集まる展示会とセミナーが同時開催されるフォトイベント『PHOTO NEXT 2022』が横浜のパシフィコ横浜Bホールで開催。新製品をはじめ、これから発売されるものなど様々なアイテムが展示されていたので、今回は撮影機材を中心に紹介します。
 

FUJIFILM

カメラやフィルム、プリントまで写真ライフをトータルでサポートしてくれる富士フイルムブースには5月31日に発表されたばかりのXシリーズのフラッグシップモデル『X-H2S』と『フジノンレンズ XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR』などが手に取って楽しめるようになっていました。


 


 


先日、発表されたばかりのXシリーズのフラッグシップモデル『X-H2S』もタッチアンドトライできました。
焦点距離150-600mmをカバーする新製品『フジノンレンズ XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR』が展示されていました。

  
 

Phottix/Loupedeck

 

SAEDAブースには人気のデバイスLoupedeckが触れるようになっていて、さらにPhottixの『Phottix G Capsule 105』『Phottix G Capsule 40』と『Nuada R5』という3つの参考出品のアイテムがありました

 

 

 

 

 

 

 

  


 


 


コンパクトで持ち運びに便利そうな40cmモデル『Phottix G Capsule 40』はかなりディープ仕様となっている。
白いルーセント部分を外して使用すれば通常のボックスとして使える。写真は『Phottix G Capsule 105』。
付属品として、カラーフィルターを磁石で脱着できるアタッチメントも付属品として用意されている。

 

特に注目したいのがG Capsuleシリーズ。丸形のBoxにトランスルーセントを合体させたぼんぼりのようなライティングアクセサリー。ボックスの中は白を採用で、LEDなどの定常光でも使いやすい柔らかい光となっている。また白のルーセント部やボックス部を別々に使用することも可能。ボックス部には2枚のディフューザーとグリッドを付属させる予定。さらにフィルターが装着できるマグネットタイプのアタッチメントとカラーフィルターも付属する予定。今回の展示では40cm105cmの直径のものを展示していたが、将来的には8種類ほどのサイズを作成する予定とのこと。年内発売予定。



 


 

左から『NuadaR5』(参考出品)、『Nuada R4II』、『Nuada R3II』。R4IIよりもひと回り大きなサイズを採用している。


詳細は未定だが色温度と光量調整ができて、Vマウントタイプのバッテリーが使えるようになる予定。


丸形のLEDライトで人気のNuadaシリーズにはR5を参考出品を用意。大きなサイズが欲しいとの要望からR4よりも大きいものを製作。まだ細かい仕様は決まっていないが従来モデルと同様に色温度の変更や光量変更が可能で、バッテリーはVマウントタイプを採用する予定とのこと。柔らかい面発光なのでさまざまなシーンで活躍が期待できそう。年内発売を目標に開発中。
 

 
 

KPI

 

レンズからライティング機材、三脚に至るまで取り揃えているケンコープロフェショナルイメージングのブースでは、人気のGodox、TOKINA、Light&Motionなど様々なブランドを展示。参考出品のシネマレンズやLEDライトなどポートレートファン必見のアイテムがたくさんありました。

 

 

 

 

 

 

  

 

Godox

Godoxブランドからは近日発売予定の濡れても平気なLEDライト『WL4B』と画期的な明るさと効率性を兼ね備えたデイライトタイプの高出力LEDライト『M600D』を展示。

『WL4B』は45×45×47mmのキューブ型のLEDライト。色温度は5600K ±300に設定されているので定常光として使いやすいアイテム。ポートレートで使う時に気になる演色性はCRI/TLCI97。連続照射時間は高輝度で1時間20分、中輝度で2時間、低輝度で5時間30分使うことができる。価格は9800円(税別)で近日発売予定。

 
もう1台のLEDライト『M600D』はGodoxのLEDライトで最高出力を実現したモデル。消費電力は最大740Wで、付属のプロ用リフレクターを装着すれば、ライトから3mの距離で1万5700ルクスという圧倒的な照度を実現している。電源はAC電源とVマウントバッテリーに対応しているので様々なシーンで活躍できそうなアイテム。こちらも近日発売予定で価格は24万8000円(税別)の予定。



 


約30cmの防水機構を搭載したLEDライト『WL4B』。スマートフォンでワイヤレス操作にも対応する逸品。
『M600D』の演色性はCRI96、TLCI97を実現。優れた演色性で鮮やかな自然光の色再現ができる。色温度は5600K。


TOKINA

トキナーの先進的テクノロジーから生まれたデジタルシネマトグラフィーのためのズームレンズ2本を展示。超広角ズームレンズ『1120mm T2.9』と、全長174mmのコンパクトボディに業界標準の0.8MODシネマギアを採用した『25‐75mm T2.9』。

 

詳細はコチラをチェック

11‐20mm T2.9

25‐75mm T2.9

 

 

 

Irix(アイリックス)

スイスのブランド「Irix」からはキヤノンEFマウント用のシネマレンズ2本とスチールカメラ用のレンズを2本の合計4本のレンズを参考出品。スチールレンズはのピントリングの形状がクール。


 


シネマレンズは『Cine 21mm T1.5 EF/Metric』(左)と『Cine 30mm T1.5 EF/Metric』(右)を展示。
参考出品されていた21mmと30mmはDragonflyのラインで製作。F値は1.4。

 

 

Light&Motion

参考出品として展示されていたReflexはパワフルな定常光と瞬間光を兼ね備えたLEDライトの可能性を広げる画期的なアイテム。定常光モードから瞬間光モード(デジタルバースト)へ切り替えると合計光出力が2倍にすることができる。トリガーはGodoxを使用することができる。グリップ部分がバッテリーになっていてAC電源、USB-CまたはD-Tapケーブルから電源供給が可能。Bowensやプロフォトのアクセサリーが付けられるアダプターも用意されているので写真の撮影ともマッチングが良さそう。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIRUI

常盤写真用品のブースでは水平に青い光線が映し出される印象的な映像を映すことができるSIRUIのアナモルフィックレンズが紹介されていました。7月上旬にフルサイズアナモルフィックレンズの第2弾として『75mm T2.9 1.6× フルサイズアナモルフィックレンズ』を発売予定。

 
 
 
 
 
 

 

 

 

次回はプリントペーパーを中心に新製品を紹介します

 


text:SATO TAKESHI