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フラッシュ撮影ができるLEDライトRotolightが日本上陸
1/8000でシャッターが切れる新時代のLEDライト
銀座十字屋ディリゲント事業部がイギリスのプロ用LEDソフトライトRotolight(ロトライト)の取り扱いを開始。フラッグシップモデルの『Titan™ X1(タイタン・エックスワン)』と『Titan ™ X2(タイタン・エックスツー)』、丸形の『AEOS 2(エイオス・ツー)』と『NEO 3(ネオ・スリー)』の4種類を2022年秋に発売する。今回発売する4モデルはLEDライトでありながらも定常光だけでなくフラッシュ撮影ができ、演色性も高く、ポートレート撮影など幅広く使用することができる。またElinchrom Skyportトランスミッターを使えば、ワイヤレスでLEDライトをフラッシュ撮影(同調速度は1/8000)することができる。
フラッグシップモデル『Titan』
ムービーの現場で活躍が期待できるプロ用LEDライトRotolightの『Titan』シリーズではX1とX2の2タイプを用意されている。X2は650×300mmのパネルを採用することで圧倒的な光量を確保したモデル。X1はプロの現場で最も汎用性の高い340×300mmのパネルを採用。両モデルとも定常光とフラッシュ撮影ができ、3000K~10000KのすべてのCCT領域で優れた性能を発揮する。CCTのほかにも1670万色もの鮮やかな色彩を使用可能で、定常光とフラッシュ撮影の両方でカラーを伴った撮影をすることができる。また世界初の電子ディフューザー機能を搭載することでジェルやフィルターを使わずにディフュージョン、フォーカス、スプレッドを電子的に調整もできる。
光量や色温度など背面のタッチパネルで設定できる。フラッシュ撮影する場合は別途Elinchrom Skyportトランスミッターが必要。 | 世界初の電子ディフューザー機能SmartSoft™を使うとアクセサリーを使わなくても光の質をコントロールすることができる。写真はディフュージョン0%。 | 写真はSmartSoft™のディフュージョンを100%に設定したところ。左の写真が0%。アクセサリーを使わないでここまで光を拡散することができる。 |
Titan™ X2/Titan ™ X1
消費電力:420W/230W
演色性(CRI):97(3200K)、95(5600K)
色温度:3000K~10000K
サイズ:650×300mm/340×300mm
価格:オープン
市場想定価格:82万円~/60万円~
Titan™ X2の詳細はコチラ
Titan™ X1の詳細はコチラ
あらゆる撮影スタイルに対応できるAEOS2
円形デザインを採用した1×1ライト『AEOS 2(エイオス・ツー)』。定常光とフラッシュ撮影が行えるポータビリティに優れたライト。表現可能な色は1670万色で2500種類のデジタルフィルターが使えるので様々なクリエイティブなポートレート撮影ができる。ちなみにフラッシュ撮影でもカラーを伴った撮影が可能。設定は背面のタッチスクリーンディスプレイで操作できる。アプリを利用すればスマートフォンからも設定可能。別売りオプションで光の拡散を電子的にコントロールできる「SmartSoftBox」も年内の発売が予定されている。
AEOS 2
消費電力:120W
演色性(CRI): 95
色温度:3000K~10000K
サイズ(直径×奥行):295×25mm
価格:オープン
市場想定価格:24万5000円~
AEOS 2の詳細はコチラ
オプションのRotolight Bowens S-MOUNT ADAPTERを使えばBowensマウントのソフトボックスの中にAEOS 2をいれることができる。 | LIGHTSTAND ADAPTERとRotolight SPEEDRING ADAPTERを使うとしっかりとスタンドに本体を固定できる。 | ライト本体の前方に装着する世界初の電子ディフューザーSmartSoft Box。具体的な発売日は未定だが年内に発売予定。 |
ポケットサイズが魅力のNEO 3
AEOS 2と同様の性能を持つコンパクトサイズの1×1ライト『NEO 3(ネオスリー)』。ミラーレス一眼カメラのホットシューに装着することもできるポケットサイズが魅力の1台。機能的にはAEOS 2と同様の性能で、定常光からフラッシュ撮影にも対応できる。1670万色のカラーが使用可能で、カラーを伴ったフラッシュ撮影ができる(別途「Elinchrom Skyportトランスミッター」が必要)ところがポイント。定常光ではシネマティック照明効果「CineSFX™」を搭載しているので炎や雷光、TVなどのエフェクトも楽しめる。
NEO 3
消費電力:50W
演色性(CRI): 95
色温度:3000K~10000K
サイズ(直径×奥行):145×50mm
価格:オープン
市場想定価格:10万5000円~
NEO 3の詳細はコチラ
手持ちでも使えそうなサイズ感。操作はタッチパネルなので直観的に設定ができる。 | 定常光とフラッシュ撮影がひとつのアイテムでできるのでスチールでもムービーでも活躍できそう。 | 専用のアプリを入れれば、色温度をはじめ光量などさまざまな設定ができる。 |
text:SATO TAKESHI