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『フォトアクセサリーフェア2022』で見つけた
注目のアイテムを大紹介!! ライティングアイテム編
7月8日と9日に東京都立産業貿易センター浜松町館3F北展示室で行われた写真機材展『フォトアクセサリーフェア2022』に展示されていた注目のアイテムを紹介したいと思います。今回はLEDライト、ストロボなどのライティングアイテムを中心に紹介します。
Rotorightの実機を初公開。写真左から『TITAN X2』、『TITAN X1』、『NEO 3』、『AEOS 2』。 |
銀座十字屋
https://dirigent.jp/PASHA STYLEの記事でも紹介した話題のブランドAngelbirdの日本代理店の銀座十字屋が7月7日に発表されたばかりのイギリス製のLEDライト「Rotolight」の実機を初お披露目。プロの現場で活躍しそうなスクエアで光量が大きな『TITAN』シリーズ2種と丸形の『AEOS 2』と『NEO 3』の合計4機種を展示。LEDながらフラッシュ撮影も可能ということで、会場でも注目を集めていました。
Angelbirdブランドの金属でできたカッコいいメディアケース『メディアタンク(仮)』をブースで発見。販売は未定。 | Rotolightを使ったサンプル写真はPASHA STYLEポートレートナビゲーターのKayさんが撮影。 | バーンドアやグリッドなど『NEO 3』用のライティングアクセサリーも展示してありました。 |
写真はワイヤレスフラッシュトリガー『RAVEN』。 |
イメージビジョン
http://www.imagevision.jp/さまざまなライティングアクセサリーを取り扱っているイメージビジョンブースには2つの新製品が登場。ひとつ目はワイヤレスフラッシュトリガー『RAVEN』。本来はストロボメーカーがラインナップしているトリガーを使わないと発光できないのだが、この『RAVEN』を使えば1台で複数のブランドをコントロールすることができる。さらに驚くことにプロフォトとゴドックスという感じに2つブランドのストロボをミックスして同時に使うことも可能。
ディスプレイには今どのチャンネルが使われているのか表示できるので、撮影現場で発生するチャンネル被りの心配不要。 | 『RAVEN』のスゴイところは、ひとつのトリガーでさまざまなブランドをコントロールできるだけでなく、同時に別々の2つのブランドをコントロールできるところ。 | トリガーにはLEDを搭載。AFの補助光、定常光としても使用できる。色温度は2700~6500Kで変更でき、光量の調整もできる。 |
RAVENの詳細
http://www.imagevision.jp/products/raven.html
もうひとつのアイテムはROGUEのラウンドフラッシュシステム。さまざまなクリップオンストロボに使えるアクセサリー。アダプターを装着することでドーム型のディフューザーやグリッド、カラーフィルターを装着するアクセサリーなどを用意している。それぞれ単品でも購入できる。
ROGUEラウンドフラッシュシステムの詳細
http://www.imagevision.jp/products/rfs.html
参考出品として展示されていた『MGbox(仮)』。写真はSブラケットに『MGbox(仮)』を2台装着したところ。 |
ニッシンジャパン
https://www.nissin-japan.com/ストロボメーカーのニッシンジャパンは新型のストロボ『MGbox(仮)』を参考出品。筐体は長方形で、ちょっと大きめのLEDライトと思ってしまうぐらいのサイズ感。筐体には強力な磁石を装備しているので、ライト自体を複数くっ付けることができる。電源は単三型のリチウムイオン充電池4本で動作するので最悪の場合はアルカリ電池を使うこともできる。消費電力は80W程度とのこと。まだ開発中のモデルなので仕様は変更される可能性があるがMGシリーズの可能性が広がる1台だ。
本体のには天面と下面にそれぞれ4か所づつ強力な磁石を搭載。『MGbox(仮)』を2台連結させたり、鉄板に本体をくっ付けることができる。 | 電源は単三型のリチウムイオン充電池を採用。チャージサイクルは遅くなるがバッテリー切れになった時に単三アルカリ電池で動作させることもできる。 | 操作系は従来のモデルと同じような感じで、写真はTTLモードの表示。数字だけでなくゲージで表示されるので、直観的に光量調整ができるのがポイント。 |
JINBEIブランドはクリップストロボからモノブロックストロボ、LEDライトをリリースするブランド。 |
サンテック
http://suntech-sp.com/サンテックブースはJINBEIのストロボを展示。JINBEIのストロボの特徴はトリガーもクリップオンストロボもひとつのアイテムで主要ブランドに対応しているところ。キヤノン、ニコン、Sony(別売のホットシューアダプターSが必要)、富士フイルム、マイクロフォーサーズに対応。発光モードもマニュアルはもちろんTTLが使用できるのでお手軽にライティングを楽しむことができ、露出調整も±3.0で調整可能。ちなみにJINBEIブランドではクリップオンタイプからモノブロックタイプまで用意している。
ひとつのトリガーで主要カメラメーカーのTTLオートに対応する『ワイヤレストリガー TR-Q7』。写真左はSony製カメラにTR-Q7を装着するのに必須の『ホットシューアダプターS』(別売)。 | 最大で6つのグループに対応し、マニュアル発光はもちろんのこと、TTLオート、HSSに対応できる。ストロボだけでなくJINBEI社のLEDのリモコンとして使用することが可能。 | 出力400Wsのバッテリータイプのモノブロックストロボ『バッテリーモノライトHD-400PRO』も用意。マウントはボーエンズを採用しているので、さまざまなアクセサリーを使用することができる。 |
『ホリゾンタル&バーティカルコンバージョンプレートHV-01』 |
IFOOTAGE
https://www.asanumashoukai.co.jp/香港で生まれたIFOOTAGEは元々一眼レフで動画撮影するユーザーをターゲットに三脚などをリリースしてきたブランド。近年はスチールとムービー撮影にも対応できるアイテムを数多く取り揃えている。
今回はスチールとムービーの撮影に便利なアイテムを紹介。ひとつ目は『ホリゾンタル&バーティカル コンバージョンプレートHV-01』。縦位置に対応していないビデオ雲台でも縦位置撮影が可能となるアイテム。2つ目はアルカスイス互換とビデオ雲台用のクイックリリースプレートに対応する自由雲台『M30 ボールヘッド』。3つ目は『クイックレベラーQL-I』。手持ちの三脚に取り付けると水平出しが楽になる。4つ目は『クイックリリース システム シースターズ Q1S』。ワンアクションで機材の取り外し、取り付けがスピーディに行わる優れもの。プレートとベースを個別に購入も可能。
『M30ボールヘッド』 | 『クイックレベラーQL-I』 | 『クイックリリース システム シースターズ Q1S』 |
アガイ商事
https://www.agai-jp.com/
アガイ商事のブースではハンガリーのブランドFlexShooterの雲台とamaranの折りたたみ可能なフレキシブルLEDを発見。『FlexShooter Pro雲台』(写真上)はダブルボール・システムを搭載することで、動かす時はスムーズに止める時にはブレやズレなくキッチリ止めるというフォトグラファーの要望に応える新感覚の自由雲台。もうひとつのアイテムは折り曲げても大丈夫なamaranのフレキシブルLED。バイカラーモデルとRGBWW調整可能なマルチカラーモデルがあり、色温度を2500~7500Kで調整できる。サイズは60×60cmと30×60cmの2タイプを用意している。写真は60×60cmのバイカラーモデルの『amaran F22x』。色温度調整範囲2500~7500K。
SAEDA
https://www.saeda.co.jp/phottix/ライトスタンドやLEDライト、ソフトボックスをリリースするPhottixを取り扱っている日本総代理店のSAEDAブースでは参考出品として『Phottix X600 COB Daylight LED Light』を展示。最大出力は500Wsを実現したモノブロックタイプのLEDライト。ボーエンズマウントを採用しているので同ブランド人気のRajaシリーズともマッチングもバッチリ。
text:SATO TAKESHI