7月28日にリコーイメージングが東京・四谷にPENTAXの新しいコンセプトのコミュニケーションスペース『PENTAXクラブハウス』をオープン。『PENTAXクラブハウス』は「PENTAX共創プロジェクト（PCP）」の一環として、ユーザーと双方向のコミュニケーションを強化することを目指して、従来のサービス拠点とは異なるコンセプトの新拠点として誕生したコミュニケーションスペース。編集部から近いということで、PASHA STYLE編集部のサトーが早速お邪魔してきました。

場所は2020年にオープンしたショッピングモールの「コモレ四谷」裏手。都会とは思えないほど緑が豊かで落ち着いた雰囲気のロケーションです。『PENTAXクラブハウス』という名前には、新生PENTAXとしてのテーマである「よりユーザーの皆さまと繋がり、新たな価値観の創出や絆を深められるように」との願いが込められています。

『PENTAXクラブハウス』は“これが企業のショールーム？”と思ってしまうほど遊び心が満載。通常のショールームだと自社の販売中の商品がずらーっと並べられている印象なのですがショーケースの中にはPENTAXの昔のフィルムカメラや、ユーザーの部屋に飾ってありそうな楽しそうな玩具などがたくさん飾ってありました。
ちなみにクラブハウスを直訳するとロッカールームや会員制の集会所などの意味があります。放課後の“部室”のように、用がなくてもちょっと立ち寄って、気軽に仲間とおしゃべりをしたり情報交換できるユーザーとの接点となるスペースを目指しているとのこと。カメラ以外のアイテムはスタッフの私物が混ざっているというから面白いですね。

PENTAX製品のサービスセンターでもあるので、製品の購入から点検修理の依頼も可能。大人が楽しむバーカウンターのような雰囲気の「LENS BAR」では、レンズやボディのタッチ＆トライもできます。カウンターにはレンズやボディの設計者の方も時々スタッフとして入っているので、開発者と直にお話をできるかも。奥の「PENTAXフォトウォール」はイベントスペースとして活用可能で、壁面はPENTAXユーザーの作品を展示できるようになる予定です。

レアアイテム発見！！

ここでしか見ることができない貴重な試作機なども展示中。写真①は一見すると同じカメラが2台並んでいるようですが、PENTAXの前身である旭光学時代に作られた姉妹試作機『METALICA（写真左）』と『MEMORICA（写真右）』。『METALICA』が縦走りメタルフォーカルプレーンで絞り優先AE。『MEMORICA』が横走り布幕でシャッター速度優先AE。検討の結果、METALICAが1966年のフォトキナに出品されました。

写真②のゴールドに輝くカメラ『PENTAX LX GOLD』は、1981年に世界初の35mm一眼レフカメラ1000万台突破を記念して300台限定で発売されたモデル。24金メッキのボディとレンズには本物のクロコダイルの革が使用されています（展示品は別の革を貼ったUSA仕様）。写真③は『PENTAXクラブハウス』のオープンに合わせて作られた参考展示品。ボディはPENTAX K-70、レンズはDA 18-135mm/3.55.6 ED AL DC WRをベースにAOCoロゴマークやレンズマウントに過去のロゴマークを彫刻し、背面LCD裏ブタにはPENTAX CLUB HOUSEのロゴを入れ仕上げられています。発売は未定。

オリジナルグッズも販売中！

PENTAXクラブハウスオリジナルグッズも販売中。

スタッフの方が着用していたPENTAXクラブハウスのロゴ入りTシャツやトートバックは店舗限定で販売中。ちなみに今だけ期間限定でレンズキャップやフィルターなどを100円でアウトレット販売中。それ以外にもPENTAX100周年記念で作られたレアなアイテムも数量限定で販売が行われています。

PENTAXクラブハウス
住所：〒160-0003　東京都新宿区四谷本塩町4-8パーシモンビル1F
電話：0570-006371
営業時間：11：00～18:00
休館日：水、日および祝日

text：SATO TAKESHI