• 記事検索

  • 【PASHA REVIEW】噂の機材JINBEIをチェック
    JINBEI スピードライトHD-2PRO





ポートレート撮影に必須アイテムと言えば、カメラ・レンズの次に頭に浮かぶのがストロボ。種類が多くて一体何を買ったらいいかわからないという方も多いかと思います。そこで今回は最初に買うと長く使えそうなストロボを紹介したいと思います。それはサンテックから発売されているJINBEIの「スピードライトHD-2PRO」です。
 





HD-2PROはこんなアイテム

『スピードライトHD-2PRO』は丸形の発光面を採用しているストロボで、発光量はクリップオンでは最大級のガイドナンバー6080Ws)を実現しています。そしてこのストロボの最大の特徴は「インテグレーテッドホットシュー」を搭載しているところ。インテグレーテッドホットシューとは?と思った方も多いかと思います。簡単に説明すると今までならカメラメーカーごとにマウントをあわせたストロボを用意しなければいけなかったところを1台のストロボでキヤノン、ニコン、SONY、フジフイルム、パナソニック、オリンパスなど複数のメーカーで使用することを可能にする独自のホットシューのことです。もちろん発光モードはTTLオートにも対応しているのでお手軽にライティングすることが可能です。次に注目したいのがHD-2PROの発光管。なんとΩ型を採用しているのです。モノブロックタイプのストロボと同じ形状なので光は綺麗に丸く照射されます。電源はバッテリータイプを採用しているので、チャージが早いのもポイントです。

  

ポイントはココ!!

1台あればいろいろなカメラに使える
◎発光管がΩ型なので光が綺麗
◎バッテリータイプなのでチャージが早い

 


 


 


1台でさまざまなマウントに対応することができる。
電源はバッテリータイプを採用しているのでフル発光でもストレスなく発光ができる。
クリップオンタイプながら発光管はΩ型を採用しているので光が綺麗。

 

スピードライトHD-2PRO

【製品仕様】

最大出力:ガイドナンバー6080Ws

リサイクリングタイム:0.051.2

ズーム機能:6段階 05/A0(約28105mm

フラッシュモード:TTL(オート)/マニュアル

シンクロモード:先幕シンクロ/後幕シンクロ/HSS

閃光時間(t=0.5):1/8001/10000s

色温度:約5500±200K

モデリングランプ:LED COB W32003500K

ワイヤレス制御:2.4GHz 技適マーク認証 送信距離 約100m

バッテリーパック:DC11.1V 1000Ah

発光回数(フル発光):300回以上

電池寿命:充電サイクル約300回以上

電源:専用バッテリーパック

大きさ(H×W×D):80×80×215mm

質量:450g(バッテリーを除く)

 

 




HD-2PROの使い方

 

HD-2PROは「Master(マスター)」「Slave(スレーブ)」「Speedlite(スピードライト)」の3つのモードが用意されています。カメラのホットシューに装着してオンカメラとして使いたい場合はSpeedliteモード、オフカメラのトリガーとしてHD-2PROを使う場合はMasterモード、オフカメラライティングのレシーバーとして使う場合はSlaveモードという感じでカメラに装着してシンプルに使う方法から、カメラから離して使うオフカメラまで対応できます。



 


HD-2PROを立ち上げると左上から「Master(マスター」、右上「Slave(スレーブ)」、左下「Speedlite(スピードライト)」、右下は「Setting(セッティング)」の選択が可能。

カメラのホットシューに搭載してシンプルにオンカメラとして使う場合に選ぶモードがSpeedlite(スピードライト)モード。TTL(オート)とマニュアルモードを選択できる。






トリガーを用意してHD-2PROをワイヤレスで使う時のモードがSlave(スレーブ)モード。チャンネルは31、グループは16モードが用意されている。発光はTTLとマニュアルが使用できる。

Master(マスター)を選択するとHD-2PROをトリガーとして使用することができる。本機はAグループに設定されて最大で6グループに分けることができる。チャンネルは31。


一番スタンダードなSpeedliteモードで使う場合は、まずカメラのメーカーを選択して、その後は発光モードを選べば、簡単に使うことができます。発光モードはマニュアルだけでなくTTLオートにも対応しているのでストロボ初心者の方も安心です。


 


Speedliteモードの表示画面。TTLオートを使用すれば簡単にセッティング可能。数字の部分をタッチして一番下の↑↓をタッチすることで光量を調整できる。


左上の部分をタッチして自分のマウントを選択する。キヤノン、ニコン、SONY、フジフイルム、パナソニック、オリンパスに対応。マウント選択の右の部分では先幕シンクロか後幕シンクロか選択できる。






大きく表示されている数字は光量。写真はマニュアル発光で1.0~9.0の間で光量を調整できる。TTLオートの場合は±3.0となる。

表示部下部のMODEではTTLとマニュアルの切り替えができる。その隣の部分では照射角度を0~5の6段階で調整可能。数字が小さいほど照射角度が広い。その隣の電球マークはモデリングのオンオフとモデリングの強さを調整できる。


 




ワイヤレスの使い方

ワイヤレストリガー TR-Q7を用意すればHD-2PROをオフカメラストロボとしてカメラから離して使うことも可能。グループ分けもできるので細かなライティングをすることができます。ちゃんと各メーカーに対応しているのでワイヤレストリガーでもTTLオートを使うことができます。便利な機能としてはトリガー本体の角度を90度調整可能なので撮影シーンに合わせて最適なポジションで使うことができます。
 


 


 


トリガーには3グループを表示可能。コントロールは最大で6グループできるので繊細なライティングが可能だ。
トリガーの角度を90度調整可能なのでディスプレイが見ずらい時に見やすい角度が調整できるのが嬉しい。
それぞれのグループで発光モードをTTLとマニュアルを選択することができる。






ワイヤレストリガー TR-Q7

【製品仕様】

ワイヤレス制御:2.4GHz 技適マーク認証

送信距離:約100m

チャンネル数:32ch(00~31ch)

グループ数:A、B、C、D、E、F

フラッシュモード:TTL(オート)、マニュアル

シンクロモード:先幕シンクロ、後幕シンクロ、ハイスピードシンクロ(1/8000s)

通常シンクロスピード:キヤノン1/250s以下、ニコン1/320s以下、SONY 1/250s以下※、フジフイルム 1/250s以下

電源:リチウムイオン電池3.7V 1,500mAh

充電時間:約4時間(USB充電)

使用回数:一回の充電で約4万発以上

サイズ:L92xW65xH40mm

重量:120g

※SONYの場合、専用のホットシューアダプターSが必要です。




 




JINBEIシリーズにはモノブロックもあります!!

作品撮りなど作りこんだ撮影をしているとどうしても気になるのが大光量のストロボ。JINBEIブランドは今回紹介したクリップオンタイプのストロボだけでなくモノブロックタイプのストロボを用意しています。もちろん同じワイヤレストリガーを使ってライティングも可能。特に写真の『バッテリーモノライト HD-200PRO』は超コンパクトで本格的なライティングが可能なのでロケで使う方にもオススメです。クリップオンタイプのHD-2PROと同じΩ型の発光管なので光の質の相性もバッチリ。
 


 


 


コンパクトなサイズで出力が200Ws。センターには色温度が調整できるLEDを搭載している。
標準でグリッド、フィルターを装備しているので本体を買うだけでさまざまななライティングが可能だ。
ストロボ本体、バッテリー、アクセサリーを収納できるケース付きで持ち運びもバッチリ。


バッテリーモノライト HD-200PRO

【製品仕様】

最大出力:200Ws

リサイクリングタイム:0.051.3

フラッシュモード:TTL(オート)/マニュアル

シンクロモード:標準/Freeze/HSS/先幕シンクロ/後幕シンクロ

閃光時間(t=0.5):標準 1/8001/8000s Freeze 1/8001/20000

色温度:M/TTL 5500±150K Freeze/HSS 52009000K

モデリングランプ:LED COB 5W47005000K

ワイヤレス制御:ワイヤレストリガー TR-Q7/TR-Q6対応

バッテリーパック:Li-ion電池DC14.8V 2500mAh

発光回数(フル発光):450回以上

電池寿命:充電サイクル約300回以上

自動OFF設定:10/30/OFF

シンクロソケット:Φ3.5mm DC5V

その他機能:ファームウェアアップデート、スレーブ、ビープ音

スタンド取付部:16mmダボ受け仕様

アンブレラシャフト受け穴:Φ8mm軸対応

大きさ(H×W×D):142×80×230mm

質量:1.15g(バッテリーを除く)

 

詳細はコチラ

  

 

 

まとめ

「JINBEI」は日本ではまだまだ認知度が低いブランドですが、本国の中国ではゴドックスと並ぶブランドなので今後の展開が気になります。ストロボの種類もクリップオンタイプのストロボからモノブロックタイプのストロボまで用意されているので、これから機材をそろえていきたい方は要注目です。  

  


 

 

 

 

 


 





TextSATO TAKESH