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無料版【ベーシック限定サロン】特別企画!編集長による写真講評!!
講評の目的
応募頂いた方々は、もっと写真が上手くなりたい!という思いで応募してきて頂いている方もいると思います。
その方々に対して、これまで「見れていなかった」、「考えていなかった」ことに目を向けてもらえれば、その気づきによって写真は大きく変わっていきます。
変わっていく喜びとともにさらにポートレートを楽しんでもらいたいと思っています。
講評の基準について
写真コンテストや数々の受賞歴がある編集長の経験を基に、講評(アドバイス)を行っていきます。
他のカメラマンの方に見て頂くと違う意見も出てくるとは思いますが、ひとつの意見として受け取ってもらえればと思います。
今回はSNSにて講評希望者を募り、その中から大澤 結心 / KAKASHI さんの作品を講評させていただきます。
大澤さんへの講評
背景も含め、もっと細かいところに目を向けては如何でしょうか?
写真自体は、ちょっと飛び気味かな?と思いましたが、白が印象的でいい感じだと思います。
写真自体は綺麗なので逆に気になるところをお伝えします。
髪の毛、表情、ポージング、背景、肌の見え方などにもっと気を配ってもらいなと思いました。
例えば、髪の毛が乱れている所が気になります。現場にヘアメイクさんがいらっしゃったのであれば、その場で整えて貰っても良かったのではないでしょうか。もしヘアメイクさんがおらず現場で気付かなかったとしたら、レタッチで少し修正してあげても良いと思います。
肌の処理だと、首のシワ、顔と脇辺りの色違いが気になりました。顔と脇辺りの色違いというのは、顔は化粧をされているので白っぽいですが、脇辺りは素肌の黄色っぽい感じが残りがち。脇が見えているポージングだからこそ、その色違いが気になります。首のシワは、レタッチで処理してあげても良いと思います。
モデルさんが自分を見せる時に気を付けているところ。それを理解し気を配る事でモデルさんも安心、見る方もイメージしやすい。そういった作品づくりを心がけてみて下さい。
表情と背景、ポージングについては、それぞれがアンバランスだなと感じました。
撮影している場所で、この表情とポージングをする意図はなんでしょうか?見る側からすると意図が汲み取りずらいなと思いました。もし何かしらの意図があるのであれば、この表情、ポージングが「なるほど」と納得できるタイトルを添えてみると、見ている人に意図が伝わりやすいため良いかと思います。
例えば、この女性がマリッジブルーになっている、嬉しいけど少し不安がある等、ウェディングフォトというコンセプトに、ご自身の意図を込めると表情やポージングが撮影や自身の中で明確になり、モデルさんへの指示はもう少し違うものになっていたのではないでしょうか?
(講評:編集長 大森和幸)
text:taka