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  • 【雑誌連動企画】X(cross)shooting…シューティングレビュー
    Kay×Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II




フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズで
お耽美写真家Kayさんが魅惑的な作品を撮る!

Kay × Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II
X(cross)shooting !

 

PASHA STYLE Vol.10XcrossShootingで、プロフェッショナルから写真愛好家まで幅広い層に支持されているVoigtländerブランドのレンズを世に送り出し続ける光学機器メーカーのコシナと、光と影を巧みに操るPASHA STYLEポートレートナビゲーターのお耽美写真家Kayさんにコラボレーションしていただき、作品を制作しました。


 




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今回の撮影に使用した機材は、11月発売予定のフォクトレンダー史上最高性能の標準レンズ「Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II」です。発表前に極秘でレンズをお借りして使わせていただいたので、その詳細を徹底的に紹介したいと思います。作品は10月3日に発売されたPASHA STYLE Vol.10に掲載されていますので、そちらをご覧ください。






Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II」は、20246月に生産終了したニコンZマウント用の「Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」のリニューアル版です。基本的な性能は初代と同じで、光の三原色を構成するRGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけるアポクロマート設計を採用し、フォクトレンダー史上最高の性能を実現しています。



 


 


光の三原色である赤緑青とAPO-LANTHARの文字をレンズ前面に刻印しているところがクール。
電子接点を搭載しているのでExif情報、ボディ内手振れ補正に加え、3種類のピント合わせサポート機能に対応。

レンズで絞りの設定をするのだが、電子接点を搭載しているので、ボディの表示パネルにはしっかりと表示可能。






    

また、絞り羽根は通常のレンズよりも多い12枚を採用し、滑らかなボケ味で写真にシルキーな奥行きをもたらします。さらに特殊な形状の羽根を採用することで、開放絞り以外でも完全な円形を実現しているのが特長です。



絞りが開放F2だけでなく、F2.8、F16の時に円形になります。




写真左が初代50mmの「Voigtländer  APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」、右が11月発売予定の新型「Voigtländer  APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II」。


大きな変更点はデザイン。初代モデルが発売された当初はZ7IIZ6IIZ5Zfcなど比較的小さなミラーレスカメラが多い時代でした。しかし、Z9発売以降、Z8Z6IIIとカメラボディが大型化してきたため、そのボディとのマッチングを考慮してデザインのリニューアルが行われました。レンズの全長は64.3mmで同じですが、最大径は67.6mmから1.2mm大きくなり、レンズ全体がボリュームアップしたことで近年の大型化されたカメラボディともベストマッチするように仕上げられています。

さらに今回の変更で一番注目したいのはフードです。初代はネジ込みタイプでしたが、新型はリバース装着できるバヨネット式金属フードとなっています。これによりレンズ自体は初代よりも若干ボリュームアップしましたが、収納時のサイズはコンパクトになったのが嬉しいところです。



 


 


スペック上では全長は64.3mmと同じだが、写真を見ると初代(左)と新型(左)の印象がかなり違う。新型の方が全体的に太くなっているのがわかる。
フィルターサイズは52mm(写真左・初代)から58mm(写真右・新型)に変更されて、見た目の印象がガラリと変わっている。
写真は初代50mm「Voigtländer  APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」。軽量コンパクトなミラーレスカメラに合うようにメリハリのあるフォルムとなっている。





 


 


 


初代はフードにキャップをつける方式が採用されている。フードそのものはネジ込み式の金属タイプ。
新型はバヨネット式の金属フードを採用。使わない時にはフードを逆に装着できるのが嬉しい。
新型(写真右)はボディ自体はボリュームアップしているが、収納時はフードが逆に装着できるので、写真左の初代と比べるとかなりコンパクトになる。








フードを付けた状態で比較すると、写真右の新型がかなり重厚感のあるデザインに変更されたのがわかる。ちなみにレンズ自体のサイズはほぼ同じ。


さらに細かくデザインの違いを検証していくと、初代モデルはクラシカルなデザインで人気のZfcが発売された後ということで、オールドニッコールレンズを意識した仕上げになっています。被写界深度目盛りのデザインや絞り値の色分けなどが行われており、クラシカルなデザインが好きな人には堪らない仕上げです。
一方、新型は白文字をベースにシンプルに仕上げることで、ボリュームのあるZ9などのデザインにも違和感なく装着できます。一番注目して欲しいのはピントリングです。パッと見た印象では同じに見えますが、レンズの太さに合わせて幅と深さを変えることで、マニュアルでのピント合わせを快適にしています。このあたりの仕上げを見ると、コシナのマニュアルレンズへのこだわりを感じます。



初代「Voigtländer  APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」


 


 


絞りの数値はオールドニッコールレンズファンには堪らない配色。被写界深度目盛りとは色でリンクしている。
被写界深度目盛りはクラシカルな直線デザインを採用。中心がF2で絞り値の色でどこまでピントが合うのか確認できる。
初代50mmの筐体は先端が細くなっているのでピントリングはしっかりと指がかかるように幅が広めになっている。


新型「Voigtländer  APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II」


 


 


シンプルに絞り値は白文字で表示。レンズの先端はバヨネット式の金属フードが装着できるように溝が彫られている。


被写界深度目盛りはF値を刻み白で表示。ピントリングとの段差がないデザインを採用している。
新型のピントリングはスムーズに動かせるように先代モデルとは溝の幅を変えているのがポイント。


最後に実際にカメラに装着してみました!!





やっぱりレンズはカメラに付けて雰囲気を確認したいと思い、実際にカメラに装着してみました。初代の50mmレンズをZ8に装着してみると、先端に行くほどレンズが細くなっている印象がありました。そのため、ボリュームがアップした新型の方がZ8のボディとのバランスが良さそうです。









次に、小さなボディのZ7に新型レンズが似合うのかという疑問があったので、フードなしの状態で初代と新型の両方を装着してみました。さすがリニューアルされたデザイン!と思うほど、初代も新型もどちらもZ7にベストマッチしていました。

 








 




  
  
 
   
 
  

  

 12月には35mmモデルの2型発売予定



 

 


X shooting協力メーカー








次回はKayさんの撮影がどのように行われたのか紹介します!!






今回Voigtländer APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical IIで撮影された作品は、
雑誌PASHA STYLE Vol.10に掲載されています。
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textSATO TAKESHI