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  • 新山清写真展『Model Shooting』1月14日からスタート
    昭和30~40年代のヴィンテージコンタクトシートを展示

 

 

東京・目黒にある Jam Photo Gallery114日(火)から主観主義写真作品を数多く残し、アマチュアリズムを貫いた写真家・新山清の写真展『 Model Shooting』が開催されます。


【展示内容】
日本の写真はアマチュア写真愛好家によって発展し支えられてきた独特の文化があります。現在でも盛んなモデル撮影会は明治時代から歴史があります。昭和に入ってから写真部を設立する企業が増え、大変熱心に活動していたそうです。新山清はいくつもの企業の写真部に講師として招かれ、週末になるとモデル撮影会で指導を行いました。さまざまなモデルが写る古いプリントをみると、指導する合間に新山本人も撮影に精を出していたことが想像できます。本展では新山が残したモデルが写る昭和 3040年代のヴィンテージコンタクトシートを展示いたします。コンタクトシートを通して、ポージングや表情、構図の取り方、リズム感など作家の思考と視点、日本特有のモデル撮影会の歴史を垣間見られる興味深い内容となっています。
 

 
【作家プロフィール】
新山清( にいやまきよし)
1911年愛媛県生まれ。主観主義写真作品を数多く残し、アマチュアリズムを貫いた写真家。理化学研究所勤務、ペンタックスサービスセンター所長を経て、アマチュア写真家の指導に尽力していた 1969年凶刀に倒れ 58歳という若さで早世した。没後は長男・洋一氏によって国内外での写真展を数多く開催している。ドイツ・ベルリンのキッケンギャラリーの契約作家でもあり、近年アメリカのゲッティミュージアムに作品が収蔵されるなど海外での評価も高い。
 
 
新山清 写真展『 Model Shooting』
【写真展概要】
場所:Jam Photo Gallery
住所:東京都目黒区目黒 2-8-7鈴木ビル2階 B号室
会期:2025年 1月14日(火)~ 1月26日(日)
開廊時間:12:00~ 18:00(日曜日17:00まで)
入場料:無料
 
 
 
 
 
Text: SATO TAKESH