家庭用のライトから車のヘッドライトにまで使われているLEDは少し前までは最先端の技術でしたが、今や定番のライティングシステムになってきました。
　まだまだ写真の撮影現場では使う人が少ないですが……、そこで今回は小さなボディでハイパワーを実現したLEDライトLitra Torch（リトラトーチ）を紹介します。
　
　リトラトーチの最大の魅力は、なんと言っても小さなボディ。サイズは38×38×42mmのキューブタイプ。ポケットに入る大きさです。が、実際に使ってみると驚くほどのハイパワー。
　メインで使っている写真１では贅沢に6個のリトラトーチを使って撮影しました。真っ白なスタジオに、アクセントとして5つのリトラトーチを配置。小さなボディでハイパワーの光量があるので筐体も目立たず、あたかもそこに小さな太陽があるかのごとく輝いてくれました。スタジオの雰囲気にマッチしてとてもファンタジーな仕上がりに。
　ちなみにもうひとつのリトラトーチは前面からモデルさんの顔に当てる感じで照射。この前面のリトラトーチ以外は本体に付属のディフューザーキャップを装着しています。光量は段階が調節でき、アクセントに使っているものは2番目に明るいレベル２。モデルに照射しているものがレベル3。
　
　
【写真１　撮影データ】
カメラ：オリンパスOM-D　E-M1MarkⅡ
レンズ：シグマ　16mm　F1.4 DC DN
シャッター速度：1/160
絞り：F2.0
ISO：640

　写真３　こちらもオプションアクセサリーのタングステン4600Kのフィルターに付属のディフューザーキャップを装着して撮影しています。リトラトーチの位置はモデルさんの背中に当たるように1つ、足元に1つ、前面から顔に向けて1つの合計３つ。スペースに余裕のないところでも小さな筐体のリトラトーチなら自由なライティングが可能なのが嬉しいですね。
　
【写真３　撮影データ】
カメラ：ソニーα7Ⅱ
レンズ：Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical
シャッター速度：1/80
絞り：F1.6
ISO：1600
　
　
【フィルターセット】 Litraトーチ用フィルターフレーム×5、Roscoタングステン4600K フィルター×3、Roscoタングステン 3200K フィルター×3、白色ディフューズフィルター×1、カラーフィルター(赤、黄色、緑、青)×各1
価格：5200円（税別）