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    わかりやすくホワイトボードを使って説明してくれました。久しぶりに学生に戻った気分(笑)

  • 【不定期連載】今さら聞けないカメラあれコレ
       レンズのデータの読み方 第1回

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    日本を代表するレンズメーカーのシグマさんでお話を伺いました

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    みなさんカタログのデータ、どう見るのか理解してますか?

  •  皆さんにお伺いします。
    「貴方の知ってるカメラの知識は正しいですか?」 
     
    デジタルになってフィルム時代よりも簡単に写真が写せるようになり、知識なんて知らなくても何とかなっちゃったりしてませんか?

     そこで突然ですが、そんななんとなくモヤモヤとしたカメラの知識を再確認する意味でもと思い、不定期ですが写真にまつわる基礎知識を皆さんと学び直したいと思います。

     第一回はカタログなどによくあるレンズのデータの読み方を学んでいきたいと思います。なぜって、私もですが雑誌やカタログでなんとなくは眺めることも多いレンズデータですが、実際それがどんなものかと聞かれてもモヤっとしていて説明できないことありませんか?
    なので、ここで一度それをしっかりと覚えておけば、レンズ選びもより楽しくなるかと思ったのです!
     といっても本を開いてお勉強は苦手なので、その筋の専門家にお話を伺ってきました。
     レンズのデータの読み方を優しく教えてくれたのは、日本屈指のレンズメーカー「シグマ」の小山武久さん。入社当時からレンズを設計開発してきたゴリゴリの技術者。現在はアドバイザー的な立場の超専門家にレンズの基本を教えて頂きました。

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    レンズ径が大きいほどF値の明るいレンズが作れる

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    自分のカメラに合うマウントのレンズを選びましょう

  •  まずはレンズのカタログやHPに記載されているデータをわかりやすく解説します。
     
    【焦点距離】
    レンズに「00mm」と書いてあるのが焦点距離。数字が大きくなればなるほど遠くの被写体を引き寄せられて、数字が小さいほど広い視野をひとつの画面に入れやすくなります。ズームレンズだと短いところから遠いところまで表記するので00mm~000mmといった感じで記載されます。

    【絞り】
    「F00」と書いてあるのが絞り。カタログには絞りを一番開いた状態の数値が記載されています。絞りには光の量をコントロールする役割のほかに、被写界深度を変えて作画に使う目的もあります。被写界深度とはピントがあっている範囲のことで、F値がちいさいほどピントが合っている範囲が狭くなり、いわゆる「ピントが浅い」という状態。逆にF値が大きいほどピントが合っている範囲が広い状態で「ピントが深い」という状態になります。ズームレンズの場合は焦点距離によってF値が変わるものもあります。特にテレ側(望遠)でF値が暗くなります。ちなみにF値固定のズームレンズは価格が高くなって、レンズのサイズも大きくなる傾向。

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    前玉が湾曲してる超広角レンズだとフィルターはつけられません。ちなみに一番手前のレンズは非球面レンズです。

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    望遠レンズにはリア側にフィルターをつけられるタイプもあります

  • 【最短撮影距離】
     被写体からカメラボディのイメージライン(距離基準ライン)までの距離のこと。この数字が小さいほど被写体に近づける。ただし近づけるからと言って、撮影倍率があがるわけではない。たとえば飛行機の中で食事が配られて、写せるか写せないか考えるなら最短撮影距離が重要で、写したものが画面一杯にできるかどうかは最大撮影倍率の話。
     
    【最大撮影倍率】
     通常のレンズだとセンサー(もしくはフィルム)に写るサイズは実物よりも小さい。1:2(0.5倍)以上に写るのがいわゆるマクロレンズと呼ばれているもの。単焦点レンズだと1:8(0.125倍)ぐらいが一般的。ズームレンズの場合は1:4(0.25倍)ぐらいが多いのでズームレンズのほうが大きく写せる傾向だが、歪曲収差等が大きい、解像力が低いなどの問題点がある。マクロレンズと銘打つ場合、歪曲収差が非常に少なく、高解像力のレンズが一般的である。シグマの単焦点マクロレンズは等倍(1倍)が撮影できるが、過去製品では1:3(約0.33倍)、1:2(0.5倍)の製品もあった。

  • 【フィルター径】
    レンズ径とは別で単純にそのレンズには何ミリのフィルターが装着できるかがわかる数値。PLフィルターなどフィルターを使いまわす時に自分のレンズのフィルター径がわかっていると便利。超広角だと前玉が湾曲しているのでフィルターが使えないものもある。ちなみに望遠ではリアフィルターのタイプもある。

    【マウント】
    レンズ交換式の場合のレンズとカメラボディの接合部分。各メーカーによってサイズや形が異なる。オリンパスやパナソニックが採用しているフォーサーズ規格やその他各メーカーごとにマウントは異なるので、レンズを選ぶ時は自分のボディにあったマウントを選ぼう。