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【CP+2019】カメラレンズ他篇
ボディメーカー、サードパーティーそれぞれの対応力 -
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2019年CP+の企業ブースや製品で
気になったものをピックアップ!
今回はレンズ他をご紹介します。
SONY
フルサイズミラーレス機で市場を独走する
同社からは、サプライズはなかったものの
がっちり周りを固めるように抜かりない展示。
「リアルタイム瞳AF」を実装したα7R IIIの
Ver.3.0ベータ版を体験できた。
ポートレイトカメラマンは、高解像と
大きく美しいぼけ描写を実現した
大口径望遠単焦点レンズ
「FE 135mm F1.8 GM」
が気になるところだろう。
Nikon
昨年満を持して登場したZ7、Z6用の
ファームウェアで付加される「瞳AF」が
いち早く体験できるコーナーが大人気。
そしてZマウントレンズを充実させる。
4月発売予定のNIKKOR Z 14-30mm f/4 S、
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S、
参考出品のNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct
などがユーザーの注目を集めた。
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SIGMA
まず残念なことにFoveonセンサーを使った
フルサイズミラーレス機が2019年発売予定から
2020年に発売延期と発表された。
そのかわりLマウントレンズ群は充実の展示だ。
その数11本!ぐんとラインナップが増えて
トータル78本とはすごい。それに加え
SAマウントとキヤノンEFマウントをLマウントに
変換するアダプター「MC-21」も展示。
いよいよ発売されるLマウント採用の
PanasonicのS1R/S1を視野に入れている
ユーザーにとってはレンズの選択肢が多いのは
とてもありがたいだろう。
ケンコー・トキナー
新開発のオートバウンス機能付きストロボ
AIフラッシュ「AB600-R」が目玉として登場。
簡単なボタン操作で天井、左右の壁の
3方向から最適なバウンス位置をAIが決定。
カメラを動かしても勝手にストロボ角度を
調整してくれるすぐれものストロボ。
ヘッド部分が自動でグルグル動くさまは
一瞬目を疑ってしまうほど。
先行でNikon用が5月24日発売予定で
Canon用、SONY用が順次発売される。
その他、定評のあるトキナーレンズや
勢いのあるレンズメーカーSAMYANGの
レンズが試せるコーナーなども人で溢れていた。 -
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ボディメーカーであるSONYとNikonは
ファームアップでさらなる機能の充実を図り、
サードパーティーメーカーは純正にはない
恐るべきスピード感で新レンズを開発、
またマウントアダプター等で対応力を見せつける。
シェア争いの激化するミラーレス市場を
生き抜くための開発競争でどこが笑うのか。
ワクワクしながら見守りたいと思う。