-
【モニターレポート】PASHA STYLE FBオープンキャンペーン
★サンスターストロボ MONOSTAR C4&C3 -
-
貸出機材:サンスターストロボ MONOSTAR C4
PASHA STYLEスタートにあたり開催したモニターキャンペーン。今回のレポートは、サンスターストロボの最新モデル、MONOSTAR C4です。iphoneからBluetoothでの遠隔コントロールができる新感覚を体験してもらいました。
完全デジタルCPU制御による最速0.01秒の高速チャージによる秒間15コマの発光。
最速1/7000秒の高速閃光と秒間15コマ(MONOSTARC3秒間12コマ)の連続発光を実現。
サンスターストロボ独自の高速閃光テクノロジーを兼ね備えた一品です。
当選者:18% grayさん
https://pasha.style/member/users/123・使用機材とデータ
カメラ:OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
レンズ:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
1/30秒、f2.8、ISO 200
ホワイトバランス:晴天
カメラモード:マニュアル・モデル
田中みか(協力、有難う!)さん -
-
・使用してみての感想
MONOSTAR C4のセールスポイントは、高速閃光と高速チャージ、そして「iPhone/iPadコントロール」の3つ。
ただ残念なことに私の日頃の使い方だと前者2つを活かすことが出来ません。
というのも、私は日頃、女性ポートレイト(のうち、日本で「グラビア」と呼ばれているジャンル)しか撮影しておらず、 https://www.monostar.jp に見られるような何千分の1秒の光とも、秒間何コマという連写とも無縁だからです。
そのため、今回のモニター・レポートでは、「iPhone/iPadコントロール」を中心に書くことになります。
さて、PASHA STYLE編集部から送られてきたのは、MONOSTAR C4本体と電源ケーブルだけで、シンクロコードは入っていませんでした。仕方がないので(最近はモノブロックをシンクロコードで使っていないので、つまりワイヤレスでしか使っていないので)、ちょっと工夫してワイヤレスで発光させることにしました。
それはさておき、モデルを定位置に座らせたら、露出計を用意して、さあ調光開始。
ここで起動するのが「無料の専用アプリ“SSScontrol”」で、あらかじめApp StoreからダウンロードしておいたアプリでMONOSTAR C4の出力調整が手軽にできます。このアプリ自体の出来はなかなかよく、トリセツなんか無くても直観的にささっと使えます。これが思いのほか面白い。面白がって何回もテスト発光してしまいます。自分のiPhoneでぽんぽんとストロボの発光が出来るのって、痛快ですらあります。これは便利!
ですが、右手に露出計、左手にiPhoneを手にした私、しばし、その姿勢のまま固まってしまうことになります。というのも、私のiPhoneは7 Plusでして、つまり大型なのですね。普段から両手で使っているんです。それを、この撮影の時だけ片手で操作なんて出来るわけがありません(ついでに言うと、私の手は日本人男性の中でも小さい方だ)。iPhone 7 Plusはリモコンとしてはずんぐりし過ぎています。ですので、頭では、左手でiPhoneをいじってMONOSTARを発光させ、右手に握った露出計の光球でそれを受け止めればよいのだと分かっていても、いかんせん思うように手と指が動かない。やっと動いたかと思うと、右手の露出計は不自然な向きになっていてMONOSTARの発光部を向いていない。で、やり直しとなるのだけれど、ついつい日頃の癖でiPhoneを両手で操ってしまい、右手はスワイプやタップをしつつ露出計を握り続けていて、もちろん光球はあさっての方向を向いたまま。なかなかうまくいきません。撮影の前になんでこんなコントみたいなことをせねばならんのかと、ちょっと哀しくさえなってきます(なお、SSScontrolのテスト発光用のボタンの位置は低過ぎると思う。もう少し画面中央に近いところにあった方が使いやすいはず)。
さて、サンスターストロボのWebサイトを覗いてみると、「製品一覧」には、ワイヤレスシステムとして http://sunstarstrobo.jp/products/accessories/freqsync/ Freq Sync があります。
サンスターストロボさん、物は相談なのですが、このFreq Syncに、SSScontrolと同じ機能を搭載した後継機を出してはいかがでしょうか? 今のままでは、ちょっと使い勝手がよろしくないのではないでしょうか? 何せ、いちいちiPhoneを手にしなければ遠隔操作がなんにも出来ないのですから。
でも、Freq Syncに調光機能がつけば、カメラのホットシューに挿した小型送信機に(小型、大事です!)ささっと指をあてるだけでぱっと発光させて、さっと露出を測ることが出来るんです。悪いところ、ひとつもないじゃないですか(お値段以外は)。
そんなわけで、調光時にいちいちiPhoneを触らなければならないという時点で、このBluetooth接続によるワイヤレス調光システムは、私にはあんまり魅力の感じられないものになってしまいました。仮に私にアシスタントがいれば、私とアシ君とで分担して作業を進められるので、手に持つのがスマホだろうがタブレットだろうが、このワイヤレスシステムは非常に重宝するものになったのじゃないかなあと思いますが、生憎私はアマチュアでして、基本は一人で撮影しているんです(世のアマチュアにアシスタントなんていませんよ、普通)。
それに現状ではこのアプリ、iPhone/iPad用しかありません。Android系のユーザーがMONOSTAR C4を使っても、相変らず調光の際はいちいちストロボ本体のところまで近づかなくてはなりません。つまり、何の恩恵にもあずかれません。
それやこれやを考え合わせれば、MONOSTAR C4をワイヤレス発光の基幹システムとしてとらえ、これから複数台のMONOSTAR C4を購入しようというところまではいたりませんでした。だって、こういうワイヤレス発光システムなら、ニッシンやCactusの方が軽くて小さくて(安くて)お手軽ですから(いちいちiPhoneなんか持たなくて済むし)。現にいまCactus V6II(とRF60X)をメイン発光システムとして使用している私としては、Cactusの代わりにMONOSTARを人におすすめすることは出来ません。予算の問題がクリアされても、使い勝手の点で、ひとにすすめるのをどうしても躊躇してしまいます(他に安くて良いのがあるのだから、そっちをすすめます)。
もちろん、MONOSTARはモノブロック・ストロボとして優秀な製品なのだと思います。実際、最小出力が本当に小さいので、レンズの絞りを開放にしても、丁度良い光を作ることが出来ます(作例の2枚はいずれも絞り開放f2.8で撮影)。また、調光量によるケルビン値の変化も、きっと最小限度内に収まっているものと思います(たぶん)。連写に追随してくるモノブロックとしては、きっとわが国で唯一無二の製品なんだろうなあとも思います(たぶん)。いや、ふつうのストロボとして何ら遜色ない製品です、MONOSTAR C4は。
-
というご感想を頂きました。
確かに、18% grayさんが言われるように、MONOSTAR C4のセールスポイントは、高速閃光と高速チャージ、そして「iPhone/iPadコントロール」の3つです。そうなると、18% grayさんのような撮影スタイルの方には、もしかするとMONOSTAR C4は必要なかったかもしれません。しかし、余裕のある光量、微調整コントロール、そしてハイスピードシンクロはプロやセミプロには欠かせないアドバンテージでも有り、実際MONOSTAR C4はプロカメラマンが現場で使う機材として認められているのは確かです。
18% grayさんが苦労されていました「iPhone/iPadコントロール」も本来別売りのホットシューなどで余計な出費をせずともお手持ちのiPhoneで代用できるのはとても嬉しいかと。特に目線よりも高い位置からのストロボ照射などで、本体のメーターが見えないときには、手元で光量が変更できるのはとても便利だとは思います。と、色々書きましたが、次回以降又機会がありましたらぜひ一度他の方にも使ってみていただきたい一品です。
欲しいと思った方は「PASHA STYLE記念価格」での提供もあるそうです。以下問い合わせに、「PASHA STYLE」を見ましたと伝えてください。提供_サンスターストロボ
052-853-3284
http://sunstarstrobo.jp