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LUMIX新製品発表会レポート
プロ向けSシリーズに第3のカメラ登場! -
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アプライアンス社 スマートライフネットワーク事業部 イメージングビジネスユニット 統括 津村敏行氏。
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2019年8月29日に有明で行われた
パナソニックのLUMIX新製品発表会に伺った。
思えば今年の3月にプロフェッショナル向け
フラッグシップミラーレス機
S1/S1Rが発売されて半年とたっていない中、
パナソニックはこのタイミングで
何を仕掛けてくるのか興味深い。パナソニック株式会社 アプライアンス社
スマートライフネットワーク事業部
イメージングビジネスユニット統括
津村敏行氏のプレゼンテーションで
発表されたのは第3のフルサイズミラーレス機
「LUMIX S1H」。(9月25日発売)と
Lマウントシステム用交換レンズ
「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」だった。
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この第3のSシリーズ「S1H」のポジショニングは
“シネマクオリティの
動画プロフェッショナルモデル”
動画機能を大幅にパワーアップさせた
ミラーレス一眼カメラだ。
「世界中の映像クリエーターの表現の幅を広げる、シネマカメラの新カテゴリーとして開発しました。この小さなボディの中に当社がプロユースシネマカメラで培った“動画性能”と、ミラーレスカメラで磨き上げた“機能性と機動性”を融合させました。シネマクオリティの動画性能をミラーレス一眼のボディに収めることで、手持ち撮影、ジンバルでの撮影、ドローンでの空撮、水中撮影など。従来のシネマカメラでは難しかった撮影を容易に実現できます。もちろんスチールカメラとしてもプロフェッショナル向けのパフォーマンスを持っています。」(津村氏)
シネマカメラと比べると安価な価格設定で
予算の少ない現場にも導入しやすいだろう。 -
S1Hによる動画撮影のデモンストレーション。
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新レンズを装着したS1H(右)動画仕様となり赤いRECボタンが追加され、放熱ファンも追加された。
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大まかな動画性能については以下の通り
●24.2M フルサイズCMOSセンサーを新開発
高解像度と高感度を両立
さらにデュアルネイティブISOを搭載
●V-Log撮影機能を標準搭載
シネマクオリティのダイナミックレンジと
色再現を実現
●35mmフルサイズ6K/24p、5.9K/30p記録
10bit Cinema4K/60p動画に世界初対応
●アナモフィック撮影に対応
●スロー/クイック表現が可能なVFR対応
そして同じく新製品として発表されたのは
4K/6K動画撮影にも対応した
S PROシリーズのズームレンズ
「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」。
ズーム全域F2.8の卓越した描写性能と
動画撮影との親和性で要注目だ。
2020年までのLマウントレンズの
ロードマップも示され年内にもう2本、
来年にはさらに5本のレンズが予定されている。
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LUMIX S1H
9月25日発売
オープン価格(50万円前後)
https://panasonic.jp/dc/s_series/products/s1h.html
LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
9月25日発売
希望小売価格:27万5000円(税抜)
https://panasonic.jp/dc/lens/s_series/products/lumix_s_pro_24-70.html
【TEXT KAWANO KIMIHIRO】