-
例1)f1.4 1/240sec. ISO200 / model:May
-
浅岡省一 × KANI filter
フィルターワークでポートレイトをもっと楽しく
-
例2)f1.4 1/180sec. ISO200 / model:清水ゆかり
-
ポートレイト撮影とフィルターワークって関係なさそう……
フィルターを使用する場面=風景写真だけなのでは?実はそんなことないのです!
ポートレーターの中にもフィルターワークを有効的に取り入れ、作られた作品が多くあります。
グラデーションフィルターやNDフィルター、PLフィルターなどその種類と役割は様々ですが、それをどのようにポートレイトに活かすのでしょう。
今回は、富士のXフォトグラファーでもある浅岡省一氏に、フィルターを活かした作品とそこに使用した理由や設定を教えていただきました。ぜひあなたもフィルターワーク、チャレンジしてみてください!
-
-
富士フイルムXフォトグラファーでもある浅岡氏の愛機に装着されるKANI filter
-
今回使われたND2-64 Variable 82mm
-
今回紹介してくれた作品のコンセプトは
「女性と風景、光の透明感を活かす」
ということで、光の綺麗な晴れの日の日中から夕方を狙って撮影を進めた浅岡氏。
ポートレイトの魅力のひとつでもあるボケ味を存分に堪能できる大口径レンズをチョイス。
開放ならではのフワッとした描写で仕上げています。
さて、この作品になぜフィルターが必要なのかというと……
例1を見てもらうと、カメラ設定は
f1.4 1/240sec. ISO200
開放であるが、日中の晴れの中でこの設定では通常露出オーバーになってしまうところです。
そこでNDフィルターを使用しています。 -
ホルダーとステップアップリングの組み合わせによってレンズ径に対応する。
-
写真のStarter setから、Premium setまで魅力的なラインナップ。
-
NDフィルターとは、車でいうスモークガラス。サングラスといった方がわかりやすいでしょうか。
あえてレンズを暗くすることで絞りを開放しやすくできるのです。
シャッター速度で調整するのも良いですが、1/4000などで撮影しているとシャッター速度に余裕が無いので、突然の直射日光や日射が起こったときに対応しきれない、なんてことも。そんな時でもNDフィルターを使っていれば即座に対応出来るという効果が。例2の作品はモデルの後方から入る夕陽を活かすためにNDフィルターをつけ、開放設定でシャッターを切っています。
フワッとした開放ならではの描写とともに、フィルターでしっかりと夕陽の色を表現。
色、描写ともになんとも美しい1枚を作り出すことに成功しています。どうでしょう? NDフィルターひとつあるだけでこれだけ撮影の幅が広がりますよ。
ぜひカメラバックのサイドポケットにはフィルターを忍ばせてみると、今までと違った表現方法が手に入りますよ!
-
KANI filterは、フォトグラファーが持つ複数のレンズに対し、フィルターホルダー、ステップアップリングなどでを用意することで、フォトグラファーがどのレンズにも装着が出来るよう配慮している。
フィルター自体も単品はもちろん、初心者向けのStarter setからKANI filerを網羅するPremium setまで、ユーザーのレベルに合わせた商品を揃えている。
ぜひ一度、サイトで確認してみよう。
-