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  • 作例① 1/250 F2.8 ISO100 WB5500K ピクチャコントロール:スタンダード

  • 【不定期連載】お小遣いで買っちゃいました
    日本メーカーのレンズが3万円で! 買えた!

  • 国産ブランドのマニュアルレンズが3万円台で買えるのは嬉しい。

    • 焦点距離は常用レンズにちょうど良い35mm。

    • 作例②拡大 フルサイズミラーレスカメラの高画素に対応できる解像力があるのがわかる。

    • 作例② 1/320 F1.8 ISO100 WB5500K ピクチャコントロール:スタンダード

  • PASHASTYLE編集部のサトーです。
    令和2年になりましたね。気分転換にお買い物をしてみました。誰もプレゼントくれないので自分への誕生日プレゼント(笑)
     
    せっかくプレゼントを手に入れたので、これを機に不定期ですが連載をはじめたいと思います。

    ズバリタイトルは『お小遣いで買っちゃいました』

    自腹で買い物したものを独断と偏見でレビューしていきます。記念すべき第1回は安原製作所のANTHY35。
     
    私、サトーは職場の先輩に勧められて一眼レフカメラNIKON F90Xを買ってから、20年以上ニコンを使っている生粋のニコン党です。今はZ7をメインにしています。
    ミラーレスカメラのZ7はマニュアルレンズとの相性が抜群。そこでマニュアルレンズが欲しい熱が高まりANTHY35を買いました。ニコンZ用の35mm F1.8のレンズです。
     
    なぜこのマニュアルレンズを買ったかというと、日本メーカーのレンズが3万2000円(税別)というリーズナブルな価格で買えるからです。

    しかも中古ではなく新品!

    近年は中華系のレンズメーカーが勢力的にマニュアルレンズを発売していますが、安原製作所は日本のメーカー。国産。安くて、日本のメーカーで、安原製作所? 何それって感じのマイナーさに惹かれました。

    「レンズなに買ったの?」と聞かれて「安原製作所」と答えたら、9割「何それ」って返事が来そうですからね。カメラ談義する時に掴みはOKです(笑) 
    (安原製作所さん! マイナーとか言って、ごめんなさい。)

    実は安原製作所のレンズは2本目の購入です。1本目はミラーレス用に撮影倍率5倍を実現した超マクロレンズのNANOHA。(PASHASTYLE編集長ooxoさんには「何それ何に使うの?」と揶揄されましたけど……。)

    前置きはさておき、実際に使ってみた感想はというと
    「これは……良い!」
     
     
    レンズを入手したタイミングでPASHA STYLEの撮影会があったので、撮影会に混ざりながらテスト撮影をさせてもらいました。ピントリングの重さや絞りリングのフィーリングは抜群で、普段はマニュアルレンズを使うことがないオートフォーカス派のサトーでも心地よくピント合わせができました。
    レンズと言えば当然気になるのが解像度。リーズナブルなプライスを考えたら、ANTHY35の画質はあまり期待していなかったですが、撮影して家に帰ってからPCでデータを見て正直ビックリ。
     
    安価なレンズなので、解像度はそこそこで雰囲気オールドレンズ的な味のある絵が撮影できる、シーンを選ぶレンズかなという想像をしていたのですが、実は違ったのです。安くても現代のレンズ設計と製造技術でフルサイズミラーレスカメラに最適化したレンズを作っているので、良い意味でZ7で普通に使うことができるレンズでした。
    作例②と作例②拡大を見てもらうと一目瞭然。Z7の4575万画素にもしっかりと対応できる解像度を持っているのがわかりますよね。すごい!

  • ディストーションがゼロになるように設計されているので直線も綺麗。

  • 規則正しい模様の背景でもディストーション0.5%以下なので広角レンズだけど50mmのように使える。

  • レンズテストだから、ちょっと意地悪なテストをしたのが作例①と作例③。
     
    太陽を画面に入れて撮影しました。
    通常ならフレアやゴーストが発生するのを避けるため、レンズに直接強い光が入らないように撮影するのですが、このレンズはオールドレンズ的な味わいを期待して『フレアとかゴースト!来い~!』と思いながらシャッターを切りました。
    見てください! 最近のカメラメーカーのレンズは優秀なコーティングが施されているので、画面の中に太陽を入れても驚くほどフレアもゴーストも発生しないのですが、ANTHY35は期待通りにフレアが発生してくれました。
     
    ANTHY35の最大のポイントはボケ味。
    作例②はレンズに光が入らない撮影環境で、作例③はレンズに光が入る環境。どちらも開放F1.8で撮影。周辺が滲むように美しくボケてくれるので、ピントが合っている所が自然と浮かび上がってくるような絵が撮影できました。
     
     
    レンズに強い光を入れればレンズフレアが楽しめて、普通に使えばZ7の高解像度に対応できる個性的なレンズでした。
    全体を通しての感想としては大満足!
     
    ……ひとつ困ったところをあえて言うなら、35mmをポートレイトで使うのはサトーにはちょっと難しい。あたり前ですが35mmでモデルさんをファインダーの中で大きく写そうとするとかなりモデルさんに近寄らないといけないのですよ。これがなかなかハードルが高い。不肖サトーは恥ずかしがり屋さんなのでモデルさんに近寄るの苦手なんで……(笑)。
    できれば85mmぐらいの中望遠が欲しい。現在、50mmと85mmも開発中とアナウンスされているので、是非早く発売して欲しいところ。
     
    個人的にはAF派なのですが、これをキッカケにマニュアルレンズにはまりそうで怖いです!

    • 作例③ 1/1000 F1.8 ISO100 WB5500K ピクチャコントロール:スタンダード

    • 作例③拡大 開放F1.8だと周辺は滲むようにボケる。

    • 作例③ 水面に反射した光が玉ボケとなって美しい。

  • 作例④ 2月に開催されたooxoフォトウォークで撮影。

  • 作例④は、先日PASHA STYLEで開催されたooxoフォトウォークで撮影したもの。
    講師のooxoさんに撮影方法を教わりながら撮り歩くイベントで、スタイリングとモデルが最高に良かったのでこの記事にも写真を追加。
    PASHA STYLEの撮影会や教室はモデルがカワイイ。
    撮影会だけどメイク&スタイリングもトータルコーディネイトしているので完成度の高い撮影ができるからみんな参加してね。

    作例①②③
    『PASHA STYLE野外撮影会in隅田川テラス』で撮影
    モデル:アナ(Instagram @anastasiya_s28)
    スタイリング:ユコ(Twitter @xxxxyxuxkxoxxxx)

    作例④
    『PASHA STYLE教室補講 ooxoフォトウォーク』で撮影
    講師:ooxo(Instagram&Twitterともに @ooxo)
    モデル:アナスタシア(Twitter @aryHfJYcMLRwYC7 Instagram @_aka_aya_)
    ヘアメイク&スタイリング:ユコ(Twitter @xxxxyxuxkxoxxxx)
     
     
    そして朗報!
    作例④のアナスタシアさんですが、4月11日のPASHA STYLE教室とooxoフォトウォークで再度モデルをしてくれることになりました!
    ぜひ、ご参加お待ちしております。

    4/11 PASHA STYLE教室の申し込みはコチラ
    https://pasha.style/events/128

    4/11 PASHA STYLE教室補講 ooxoフォトウォークの申し込みはコチラ
    https://pasha.style/events/129