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  • 【雑誌連動企画】X(cross)shooting…ロケレビュー
    Hiromichi × H&Y Filter〈初心者がフィルター使ってみた!〉



認定作品展vol.3グランプリ
“異端のポートレートフォトグラファー”Hiromichiさんが、雑誌PASHA STYLE Vol.7でH&Y Filterとコラボレーション!!


夢は追えば追う程遠く、霞の向こうの影のように見える。だがその夢を心に持ち続けながら己の信じた道を愚直に進み続けた結果、チャンスが向こうからやってきた! のが今回のコラボレーション「Hiromichi × H&Y Filter」のX shooting。
2021年3月21日に会期を閉じた「PASHA STYLE認定作品展 vol.3」。プロ・アマ隔てなくPASHA STYLEが認定したクリエーターが、渾身のポートレート作品を展示する合同写真展だ。恒例となった同写真展のアワードにて今回の主役であるHiromichiさんが見事グランプリに輝いた。展示された作品はある意味大いなるチャレンジに映っただろう。誰もがこの作品の前で一瞬固まり自問自答する「これを“ポートレート”と定義してよいものなのか……」そんな賛否が相まみえる意欲作だった。(その作品は雑誌PASHA STYLE Vol.7にてご覧ください!)Hiromichiさんは認定作品展には初参加。それが余計なプレッシャーのない自分らしい表現の作品発表に繋がったのかもしれない。その作品が来場されたH&Y Filterの目に止まりコラボレーションに発展したのだから実に素晴らしいではないか。

Hiromichi

「今回のコラボレーションの話をPASHA STYLEの編集長からいただいた時は、プレッシャーよりも先に嬉しさの方が先にありましたね。こんな話はもらったことがないので面白い! と。H&Y Filterの方から自分の作品について何がよかったのか、どこが心に刺さったのか、残念ながら直接お話させていただくことは出来ていないのですが、声を掛けていただいたからには自分の作品で応えようと思いました。けれどもスケジュールを聞いてあまりにも時間がなかったのでそこで初めてプレッシャーを感じました(笑)これは一発勝負失敗できないと。フィルターを使っての撮影も初めてだったのでYouTubeで勉強しました(笑)」





早朝の桜ポートレートを決行!
日の出とともにいざ“Hiromichiワールド”へ!


夜中のうちに車を走らせロケ場所へ。なんといっても集合が6:00前なので当日の天候も正確なところはわからないままだ。空が白みはじめて分かる曇天模様。今回のコラボアイテム、H&Y Filterのグラデーションフィルター S-GND0.9とND64-CPLフィルターを試すには条件が悪いように思えた。


撮影日と桜のタイミングがぴたり。しかしフィルターを試すには難しい天候。
アングルを確認するHiromichiさんの傍らには必須アイテムの「傘」もしっかり用意されているぞ。


このロケーションは風景写真界隈では有名な桜スポットのようで、日の出前から風景写真家が何人も三脚を立てていた。その中でテキパキとアングルを確認すると、人が多くなる前に撮りきるために素早く本番に突入した。何度も作品撮りを共にしているモデルさんとのコミュニケーションもバッチリでフォトグラファーの意図するところを素早く理解しポジションにつく。しかし実際にHiromichiさんの撮影現場を目の当たりにするとカメラとモデルの距離の遠いことに改めて驚く。引きの絵を撮るにしてもここまで引きながらポートレートとして成立させる人もなかなかいないのではないだろうか。フィルター初心者と聞いていたが、操作に戸惑う様子も見られず次々とシャッターを切っていった。


Hiromichi
「僕の多くの作品の特徴として“極限なまでの引き絵”と“白い(シンプルな)衣装”そして“傘”というキーワードなどいくつかあると思いますが、僕の撮る作品では見る人にストーリーを感じてもらうということを意識しています。ですから顔がしっかりと写っていないというのもあります。表情が写ると“モデルのパーソナル”が先に立ってしまい、その先にあるストーリーを感じてもらうことの壁になってしまうような気がしているからです。僕の物語の作り方として作品に現れるすべての特徴がとても大事なんです。とはいえモデルとの距離感がちょっと普通じゃないですよね(笑)」



ありえないこの距離! モデルさんとの意思疎通はスマホとボディーランゲージで。



このロングディスタンスで桜の木々を縫い、モデルさんにピントを持ってくる自信はありません。


人が多くなる前にこちらを撤収し、次のロケ場所へ移動。この場所も桜と菜の花が見事に咲き乱れる河川敷。さすが元風景写真家。いいロケーションを知ってらっしゃる。しかもこれだけの場所にも関わらず、平日ということも相まって時折ご近所の方が散歩に訪れるだけという絶好の場所だ。
「さっきのロケーションでは引きのカットを撮ったので、ここでは寄りのカットをねらっていきます」
と言ったハナからのHiromichiディスタンス。この後しばらく寄る寄る詐欺が続いてしまいました。


Hiromichi

「ポートレートを撮り始める前は主に風景を撮っていました。その頃から早朝の光が好きでその光を求めて色んな場所に行きました。風景を撮っていた頃は、今日桜を撮っていた風景写真家の皆さんと同じように三脚を使用してかっちり撮っていましたが、ポートレートを撮るようになって三脚を使用することはやめました。人間を相手に撮影する場合テンポがとても重要だと思ったからです。三脚があるとどうしても機動力が悪くなりますからね。それと同じようにフィルターを使うこともリズムが悪くなりそうで少し敬遠しているところがありましたが、今回のH&Y Filterのマグネットで簡単に着脱できるシステムは気づきを与えてくれるいい機会でした」




いいロケーションを見つけるとモデルを遠くに置きたくなる性なのだとか。


フィルターを動かしたり外したり、グラデーションNDを2枚付したり。写真が楽しみです。



そしてこのカットが今回のコラボ企画最短距離の撮影でした。



今回のH&Y Filterとのコラボレーションで、自分の撮影スタイルとフィルターのマッチングに可能性を見出したHiromichiさん。気になるフィルターの使用感は次回の記事をお楽しみに!





PASHA STYLE認定クリエーター

photographer

Hiromichi


PASHA STYLE認定作品展 vol.3グランプリ / TIFA 2020 Gold、Bronze、HM / フォトテクニックデジタル 読者投稿ギャラリー 年間最優秀作品賞(2020)、年間最優秀ポートレート部門賞(2016) / 第16回JPA公募展 銀賞 / ONE EYELAND PHOTOGRAPHY AWARDS 2020 Gold、Bronze

□ twitter:@hiromichi_photo □ instagram:@hiromichi_photography


model:しゅり

□ twitter:@camera_shuri □ instagram:@shuri_camera



X shooting協力メーカー

H&Y Filters Japan


H&Yは、高品質のフィルター製品の開発と提供を目指し、2006年に香港で設立されました。 研磨、コーティング、張り合わせ、組み立てまでの全ての工程を社内で行う、香港のフィルター専業メーカーです。




今回撮影された作品は、雑誌PASHA STYLE Vol.7に掲載されています。
ぜひそちらと併せてお楽しみください。
全国の書店、Amazon、PASHA STYLE Web Shopにて販売中です。

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【text:kimihiro kawano / photo:Takeshi Sato】