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【WEB企画】H&Y × JIRO YABUZAKI & PASHA STYLE
3人のスペシャリストが集まってなんかする会議 in 会議室
雨のそぼ降る某日、3人の男たちが小さな会議室で顔を合わせ【新たな試みの企画】について話し合っていた。
彗星の如く現れ、瞬く間にシェアを拡大しているフィルターメーカーH&Y Filters Japanの代表取締役、新井渉平。風景写真の世界で、独自の美意識とインテリジェンスで多くのファンを獲得する風景写真家、藪崎次郎。ポートレートを愛し、ポートレートに愛された男、ポートレート専門メディアの首謀者、大森和幸(ooxo)。この3人のスペシャリストたちが企む今回の企画とは……
今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの風景写真家、“スーパーリアル”こと藪崎次郎に、モデルを入れてポートレート作品を撮ってもらうとどうなるか!? 風景写真家には必須のフィルターはH&Y Filtersにスペシャルサポーターとして入ってもらおう。そこにPASHA STYLEがモデルのコーディネート、ライティングで参加する。さあどんな作品が撮れると思う?というゴージャスでナイスなWEB限定企画。その最終打合せに潜入してきた。
もうこの日までに何度か打合せを重ねてきた3名は最後の打合せに望む。仕事としては年間1000人くらいの人物を撮っている藪崎さんだが、自身の作品としてポートレートを撮るのはいつ撮ったかわからないぶりだそうだ。そんな彼が今回の撮影のためのロケーションに指定した場所は「山、川、滝」のある場所。まさに風景写真家の得意とするフィールドだ。そこで夜が明ける前後、約30分間という短期決戦での“スーパーリアルランドスケープポートレート”チャレンジ。モデルのチョイスに関するオーダーとして「風景の一部として溶け込むような、生々しくない幻想的な、人ではないような方」という難易度の高そうなワードが並ぶ。モデルのチョイス、コーディネート、ライティングを含めてPASHA STYLEの腕が試されるところだ。そんな条件の中での撮影では、どのようなフィルターが必要なのだろうか。
H&Yのフィルター群に共通する思想はユーザービリティ。全ての商品の取り回しがワンタッチで完結する簡素さはいかなる撮影でも重宝する。
風景を入れ込むならフィルターは大事。絶対。
今回のロケーションではフレームの中に様々なレイヤーが混在する。森、川、滝、人物…… それぞれの異なる露出バランスをうまくコントロールしなくてはならない上に、日が昇る時間帯による刻一刻と変わっていく光。かなりの難易度が想像される。いかに手練のフォトグラファーやライトマンでもヒリヒリした現場になることは想像に難くない。撮影当日には数あるフィルター類のほぼ全てを用意してほしいと藪崎さんは言う。それらを風景写真家はどのように使いこなして作品に落とし込むのか興味は尽きない。時間との戦いもある今回の撮影では、H&Yのフィルターの取り回しの良さが大きなアドバンテージになることは間違いないだろう。打合せは終わった。次回はいよいよ本番である作品撮影の現場レポートをお届けする。乞うご期待だ!
▶▶▶第2回 現場レポート編
text:kimihiro kawano