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にじみのある美しいボケ味なので、モデルの表情に自然と引き込まれていく
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【雑誌連動企画】X(cross)shooting
MAIKO FUKUI × OLYMPUS 17mm編 -
コンパクトなシステムで使い勝手も最高
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狭い空間でも17mm(35mm判換算で34mm相当)なら限られたスペースでもしっかりと全身が入ります
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オリンパスとポートレイトナビゲーターのMAIKO FUKUIさんがコラボした雑誌連動企画「X(cross)shooting 」。webの第二回は撮影に使用したレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」を紹介します。
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幻想的に仕上がるように色かすみ草を手に持って撮影
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小道具はフォトグラファーのMAIKOさんが持参したもの
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撮影に使用したカメラはオリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ。35mmフルサイズセンサーよりも小さなセンサーの4/3型を採用することで、ボディの軽量化と小型化を実現。ちなみに他社のフルサイズ機と比べると1/2から最大で1/3の重さと超軽量。一眼レフは重いから嫌という人にオススメのシステムです。
マイクロフォーサーズの弱点はセンサーが小さいのでボケにくいこと。そこで“ボケを極める”ためにオリンパスが作り出したのが、F1.2大口径単焦点シリーズ。同シリーズがこだわったのは「ボケの質」。美しく、やわらかくにじむボケを作り出しながらM.ZUIKO PROレンズの特長である高い解像力を実現している。
今回、使用した17mmは今年の1月に発売されたF1.2シリーズの初の広角レンズ。使用した感想をフォトグラファーのMAIKOさんに聞いたところ「逆光になっても、窓から入る光を綺麗に活かせるのがいいですね。逆光の時は露出に気を使いました。顔が暗く落ちすぎないようにレフ板で少し起こしたり。もちろん広角レンズなので、あえて画角の中にいろいろな要素が入るように探りながら撮影をしてみました。このレンズはゆがみもなくていいですね。今日はハウススタジオの部屋を使ったので窓とか直線が多かったのですが、ゆがみが少ないので水平垂直が取りやすくバランスのとれた絵が作れます。」 -
窓とか直線の多い室内の撮影でも歪みもなく素直な絵が作れました
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使いやすい機材で時間短縮できたので、予定になかったカットも撮影
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扱い易い機材のおかげなのか? 当初の予定よりも早いスケジュールが進んだので、予定にないイレギュラーな撮影もできました。実はこのカットも誌面で採用されています。
誌面を見てもらうとわかるのですが、他のカットはふんわりとしたガーリーな感じに仕上がってます。それに対して、あれ? このカットちょっとイメージが違うと思った方は鋭いです。実はこのカットは時間が残っているからちょっと遊んでしまおうということで髪型やメイクのイメージをガラリと変えています。
モデルのmochaさんがダンスユニットをやっているということで「では、OM-D E-M1 MarkⅡの連写機能も使いたいから踊っちゃう? 回っちゃう?」的なノリで撮影されました。スカートがふわりとブレてて、ちょっとお転婆な女の子のイメージに仕上がってます。まさにイレギュラーから生まれた傑作です。
最後にOM-D E-M1 MarkⅡの秒間18コマの高速連写を試してみたことについてMAIKOさんに聞くと「予想より素早い連続シャッターが切れて驚きました。」と話してくれました。
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【カメラ】
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ
希望小売価格:オープン【レンズ】
M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO焦点距離:17mm (35mm判換算34mm相当)
最小絞り: F16
レンズ構成: 11群15枚
フィルター径:62mm
絞り羽根:9枚
最短撮影距離:20cm
最大撮影倍率:0.15倍(35mm判換算0.3倍相当)
最大径:68.2φ
全長:87mm
質量:390g
希望小売価格:16万5000円(税別)
【スタッフ】
撮影:MAIKO FUKUI( https://pasha.style/article/15 )
メイク:yoko kawaguchi( http://yokoguchi.tumblr.com )
モデル:mocha( https://twitter.com/SCARAT_MOCHA )
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次回は25mmと45mmレンズを使った感想を掲載予定。
第1回はこちら
https://pasha.style/article/162
【Text SATO TAKESHI】
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