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  • 【雑誌連動企画】X(cross)shooting…シューティングレポート
    福島裕二×シグマ/SIGMA 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports







福島裕二さんの撮影現場を徹底レポート
YUJI FUKUSHIMA × SIGMA 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports
X(cross)shooting ! Part.2

PASHA STYLE Vol.9のX(cross)Shootingでは、ポートレート撮影を中心に活動しているプロフォトグラファーの福島裕二さんと光学機器メーカーSIGMAがコラボレーションしてもらい作品作りをしてもらいました。使用機材はF2.8通しの望遠ズームSIGMA 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports。
今回の記事では福島さんがどのようにして撮影を行っていたのかレポートしていきたいと思います。





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MODEL エリ(X / instagram
HEAR&MAKE UP 開沼恒(instagram

 
 


撮影データ:シャッター速度 1/1600 絞りF2.8 ISO100 撮影焦点距離75mm

  

撮影シーンはハウススタジオとナイトスナップの2つ。最初に行われたハウススタジオのヘアメイクのイメージは「ふんわり系で可愛い寄りの透明感」ということで福島さんは光を見ながら自然光をメインに撮影。現場写真を見てもらうとわかるのですが、なんとレフ板も使っていませんでした。なぜレフ板を使っていないのか福島さんに聞くと「レフ板を使うと光が死んでしまうので、あえて何にも使わずに撮影した」とのこと。



ワイド側で65cm、望遠側で100cmの最短撮影距離を実現。望遠ズームとは思えないほど近距離で撮影ができるのもポイント。


撮影が進んでいくとモデルのエリさんには光の差し込むところに入ってもらって、シャドーの潰れやコントラストの描写、ハイライト耐性などチェック。こうしたシビアなチェックをしながら福島さんがSIGMA 70-200mmF2.8 DG DN OS |Sportsの特長をつかんでいきます。撮影自体は自然光をメインに撮影しているので、特にライティングを解説するところがないのですが、撮影スペースでの光を見てモデルさんの位置を素早く決めていくところが福島さんのスゴイところ。



 


 


撮影に使用したカメラはライカSL2。Lマウントアライアンスに参加しているのでオートフォーカスや手ブレ補正などしっかりと作動する。


テストで使用した70-200mmは福島さんが初めて触るレンズだったので、ハイライトやシャドーの表現力がどこまであるのかをしっかりチェック。

SIGMA 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sportsの望遠域を使うために、いつもの撮影では考えられないモデルさんとの距離感で撮影。








雑誌のメインカットはモデルさんを挟み込む形でLEDライトをセッティング。


しっかりとレンズの特性を把握してから挑んだのが夜の撮影。ヘアメイクはふんわり系からカッコイイ系に変更。夜の撮影ではLEDを使ってしっかりとライティングをしていきます。使用したLEDはバイカラーのモノブロックタイプのNANLITE Forza 150BとスリットタイプのAputure INFINIBAR PB6。モノブロックのLEDには専用のプロジェクションアタッチメントマウントNANLITE PJ-FMM-36を装着し、当てたいところにピンポイントで光を当てて行きます。



 


 


モノブロックタイプのNANLITE Forza 150BにプロジェクションアタッチメントNANLITE PJ-FMM-36を装着することで印象的なスポット光を演出。


スリットタイプのLEDライトはAputure INFINIBAR PB6を使用。スタジオ撮影だけでなくロケでも大活躍したアイテム。軽いので手持ちでも快適。


スタジオの壁は白だったので、LEDライトを壁に照射して柔らかい光を作って撮影。こうした繊細なライティングが瞬時にできてしまうのがLEDライトの良いところ。






雑誌PASHA STYLEのメインカットのメインカットはフォトグラファーから見て左後方から大光量のForza 150BにPJ-FMM-36を装着したものをメインライトにして、顔の露出が落ちすぎないように右前からスリットタイプのLEDで起こしています。



撮影データ:シャッター速度 1/10 絞りF2.8 ISO800 撮影焦点距離121mm


その後に70-200mmの望遠域の良さを引き出すために福島さんがナイトスナップも行ってくれました。背景に色があるシーンではAputure INFINIBAR PB6を使いながら背景とのバランスを考えながらスピーディに撮影を行っていました。撮影データを見て貰えばわかる通り開放F2.8で撮影していてもシャッター速度は1/10ぐらい。そのあたりの感想を福島さんに聞いてみると「普段は1/4秒ぐらいまで手持ちで使うので1/10はなんてことないかな。ただ普段は単焦点レンズで短くて軽いものを使っているから、今回はレンズ長いのでいつもより頑張っています(笑)データを見るとレンズとボディそして僕がしっかりと仕事しているのできっちりと撮影できました」とのこと。



撮影データ:シャッター速度 1/80 絞りF2.8 ISO800 撮影焦点距離104mm


背景に色がないシーンでは情緒のあるモノクロの作例を撮影していただきました。ちなみに福島さんは普段から明瞭度を意識して撮影しているので、特にカラーとモノクロで見方を変えないで撮影をしているそうです。ちなみにライティング機材は使わないで環境光のみで撮影を行いました。



 


 


ナイトスナップに使用したライティング機材はバッテリータイプのLEDライト「Aputure INFINIBAR PB6」。
手ブレ補正もしっかり効くので、大きい望遠ズームを遅いシャッター速度で使用しても問題なく撮影ができました。
背景に色がない場所ではモノクロで作例を撮影。200mmの焦点距離を使うとかなりモデルさんとの距離が必要。





 
 

使用したレンズはSIGMA 70-200mmF2.8 DG DN OS |Sports

 
【仕様】
焦点距離:70-200mm
最小絞り:F22
レンズ構成:15群20枚(FLD6枚、SLD2枚、非球面レンズ3枚)
絞り羽根:11枚(円形絞り)
最短撮影距離:ワイド0.65m、テレ1m
サイズ:φ90.6×205.0mm(ソニーEマウントφ90.6×207.0mm)
フィルター径:77mm
質量:1345g(ソニーEマウント1335g)
マウント:ライカLマウント、ソニーEマウント
価格:オープンプライス
   シグマオンラインショップ24万2000円
数値はLマウント
 
 

メーカーのHPはコチラ

 
 
 

  
  
  

X shooting協力メーカー

 
 

 


 

 

 




  


第1回「シューティングレビュー」はコチラ


今回撮影された作品は、雑誌PASHA STYLE Vol.9に掲載されています。
ぜひそちらと併せてお楽しみください。
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次回は惜しくも雑誌に掲載されなかった未公開カットを紹介します!!

 
 

【text:SATO TAKESHI】