今回のHASEO × OLYMPUS 作品のテーマは「ファッションショーのランウェイ」ということで、スタジオにはHASEO氏が用意しておいた真っ赤なカーペットが敷かれた。
身に纏う衣装はHASEO氏の撮影にならぜひと
「ZIN KATO」が提供。ライティング用に、ニッシンとコメットのストロボを用意するなど、各ブランドからのプロフォトグラファーとしてのHASEO氏に対する強い信頼を感じる。

　
真っ暗なスタジオの中、M.ZUIKO DIGITALのF1.2大口径単焦点シリーズの恩恵が大きく響く。まるでランウェイを優雅に歩くように動き回るモデルに対して、素早いシャッター速度が必要になる場面でも絞りを開け、気持ちISOを上げれば充分シャッター速度を稼げる。
手振れ補正があるとはいえ、被写体ぶれを防ぐには、ある程度のシャッター速度が必要になるからだ。

現場では、スタジオの入り口から入る光とストロボの光、スタジオ内の環境光（白熱球＋蝋燭）のミックス光で撮影がされる。そのバランスを上手くコントロール出来るかどうかがキモとなる。この記事で掲載している作品２点は、スタジオの入り口付近に被写体を置き、被写体後方に蝋燭の光を残して全て暗めに落としている。それによって被写体の存在感を前面に押し出す。
あとは目線や表情、ポージングなどに細かな指示を出しながら、自分の思い描く画を作っていく。

　
このコラボ作品は、PASHA STYLE vol.3にて掲載しているが、ぜひ紙に印刷された写真を実際に見てそのリアルでハイクオリティな仕上がりを確かめてほしい。

では、次回（来月）の記事の続きをお楽しみに。