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    ZEISS Batis 1.8/85

  • 【雑誌連動企画】 大村祐里子 × ZEISS
    X(cross)shooting 第3回

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    気心知れた両者だからこそのチームワーク。

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    ZEISS Batis 2/40 CF

  • 早朝から冷たい雨の降る師走のある日、とあるスタジオで行われたX(cross) shooting ZEISS×Yuriko Omuraの撮影。

    今回はZEISSが指名した今回のフォトグラファー、大村祐里子さんへのインタビューをご紹介。
    大村さんと一緒に今作を手掛けてくださったヘアメイクアップアーティスト、弾塚凌さんと語っていただきました。


    イ):インタビュアー
    大):大村祐里子
    弾):弾塚凌

  • 左)大村さん 右)弾塚さん

  • 左)大村さん 右)弾塚さん

  • イ)お疲れ様でした。早速ですが、おふたり一緒にインタビューさせていただきます。 
    おふたりは、一緒の現場はもう長いのですか?

    大)弾さんは私の師匠である福島裕二先生とずっと数多くの現場をやって来られた方で、その時からのお付き合いになりますね。

    フォトグラファーにとって、メイクさんは『知ってる人』が本当に良いです。レベルや力量の違いもあるし、情緒ある感じが得意な方もいればアートメイクが得意な方もいらっしゃる。その時々の現場で求められているアウトプットに合わせたスタッフというのは重要です。

    スタジオの雰囲気や天気でこのメイクだと違うかなってことも時々起こり得るんです。 
    
その点、弾さんはよく知っているし、信頼しています。 
    例えば、自然光で撮りますとかストロボで撮りますと伝えても、あまりそういうこと解っていらっしゃらない方だと意図を理解してもらえない。逆にフォトグラファーも然りで、メイクさんが意図して作ったその美しさを撮りきれないなんて事も、もしかしたら起こり得ますよね。

    『今日の撮影、現場やフォトグラファーの機材や方向性、このモデルさんにはどういう感じが似合うのか?』
    って考えてくださるメイクさんと一緒の時は良い作品が撮れます。

  • ZEISS Batis 1.8/85

  • ZEISS Batis 1.8/85

  • 弾)レンズの違いがどういう風に写り方に影響するのかとか、僕、そういうの分からないんですけど、レンズの違いって大きいですか?

    
僕、ライティングには以前から興味あって、色々勉強したりしたんですけど、カメラやレンズそのものもすごく最近気になってるんです。

    大)どれも大事ですね。ライティングも、カメラ、レンズも。

    今日使用したBatisレンズ、強いてはツァイスのレンズの特徴として私が感じているのは、被写体の立体感だったり、存在感がグッと浮いてくる感が凄い。この感じは他と全然違います。
    どんなレンズを選択するか? どんな表現がしたいのか? フォトグラファーの好みにもよりますが、表現の幅のひとつとしてレンズの選択の重要性は感じます。 

     
    イ)使用するレンズによって、ヘアメイクさんへの指示や要望が変わったりすることはありますか? 


    大)確かに“良く写るレンズ”を使用する現場では、ヘアメイクも細部に至るまで繊細な感じに作ってもらいたいなぁ、と思ったりはしますね。 
    
弾さんはその辺りをとてもわかってくださるので敢えて言いませんが、初めてご一緒するメイクさんの時など、細部が見えてしまうこと、写ってしまうことがあります。そういう時はお伝えすることもあります。 

    グラデーションが残ってしまっていたりとか、マスカラのダマなんか、“良いレンズ”を使うとハッキリと写ってしまうから...…。

    なのでレンズの解像力で創り手側の注意するべきポイントが細かくなって来ている、っていうのは確かにあるかなと感じます。
     
    選択という点でいえば、レンズ選び、ライティング選びなど、やっぱり「引き出しの多さ」って大事。最適な光はなんだろう? この良さを活かせ引き立てられるレンズはなんだろう? これは引き出しがない人には分かりませんよね。
     
    弾)モデルさんメイクの場合には、当日、現場での本人のコンディションとかも注視しないといけないので……。
    実は2パターンくらいしか引き出し、できる手法が無い人とかも多いんですよね、カメラマンさんでも、ヘアメイクでも。

    現場スタッフがたくさん引き出し持っていた方が、主役の子が本当に盛り上がる。そう云う意味でもクリエーターにとって引き出し、重要だなぁと思っています。

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    『より多くの引き出しを持てる自分自身になる』
     
    フォトグラファー、ヘアメイク、スタイリスト、どのクリエーターにとっても引き出しの多さは重要で、様々な方法を試したり経験したりして自分の引き出しをどれだけ増やしておけるかが、作品を生み出す上で鍵となるということをおふたりは話してくれました。