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    ZEISSの美しいボケ味がモデルの魅力を引きたててくれる。α7RⅢ/Batis 1.8/85/f1.8 1/250 ISO80 可変NDフィルター使用

  • 【雑誌連動企画】X(cross)shooting
    Ilko Allexandroff×ZEISS Batis 1.8/85編

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    「ボケがメッチャ綺麗」とレンズを眺めるイルコ氏。

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    α7RⅢ/Batis 1.8/85/f1.8 1/200 ISO125 可変NDフィルター使用

  •  ZEISSとPASHA STYLEポートレイトナビゲーター Ilko Allexandroff氏がタッグを組んだX(cross)shooting
    第2回は ZEISS Batis(バティス)シリーズの85mmレンズ Batis 1.8/85を紹介します。

     ソニーのフルサイズEマウント用に開発されたBatis(バティス)シリーズの特長は、性能で妥協せずにしかしながらコンパクトで軽量なところ。ZEISSレンズというとどうしてもMF(マニュアルフォーカス)レンズの印象が強いが、Batisシリーズはオートフォーカスが使えるのもポイント。85mmには光学式手振れ補正機能を搭載することで望遠レンズの弱点である手振れもしっかりとサポートしてくれるのが嬉しい。

  • 上のカットは前と後ろのボケが同時に写るようにイルコ氏が地面に這いつくばって渾身のローアングルで撮影。

  • ソニーEマウント用に開発されたBatisシリーズ。広角から望遠まで5本の単焦点レンズを展開している。

  •  ZEISS Batis 1.8/85は、F値が明るくてポートレイトに最適な中望遠レンズ。気になる写りは写真を見てもらえば一目瞭然。ピントが合っている部分はシャープで、周辺はZEISSらしく美しくボケているのがイルコ氏の作品を見てもらうとよくわかる。
     
     メインで掲載している作品の背景をご覧いただきたい。撮影が行われたのは10月上旬。散り始めた木々の葉が美しくボケることで、秋らしい雰囲気に仕上がっている。主張しすぎないナチュラルなボケ味はフォトグラファーが見せたいと思う部分に自然と視線を誘導してくれる。
     
     気になるイルコ氏の撮影方法はNISSIN MG10を使用した1灯ライティング。シンプルなライティングでZEISSのボケ味を上手くコントロールしている。詳しくは前回のX(cross)shooting(https://pasha.style/article/411 )を。

  • α7RⅢ/Batis 1.8/85/f1.8 1/250 ISO50 可変NDフィルター使用

  • α7RⅢ/Batis 1.8/85/f2 1/250 ISO50 可変NDフィルター使用

  •  撮影は関東近郊にある普通の公園で撮影されたのだが、ZEISSレンズのボケ味とイルコ氏のテクニックがコラボレーションすることで、ありふれた日本の風景がドラマチックでフォトジェニックな作品に仕上がるのだから写真は奥が深くて面白い。
     
     ZEISS Batis 1.8/85を使った感想をイルコ氏に聞くと「レンズ側に手振れ補正の機能も入っているし、ピントがメチャ早い。瞳AFもしっかりと使えるし、ボケ味が綺麗です。」と大満足。
     
     ZEISSの優れた描写性能と美しいボケ味はポートレイトに最適。PASHA STYLE Vol.3のX(cross)shootingページや第2回の記事中写真もチェックしてほしい。

  • 【レンズ仕様】
    Batis 1.8/85
    焦点距離:85mm
    最小絞り: F22
    レンズ構成: 8群11枚
    フィルター径:67mm
    最短撮影距離:80cm
    最大撮影倍率:1:7.9
    最大径:92φ
    全長:105mm
    質量:452g
    マウント:ソニーEマウント
    価格:14万500円(税別)
     
     

    作品クレジット:
    model:MARIKA( https://www.instagram.com/me.marika
    hair&make up & styling:ユコ(小松裕美子)( https://www.instagram.com/yukophotography