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【雑誌連動企画】X(cross)shooting
福井麻衣子×パナソニック〜LUMIX S1システムレビュー -
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PASHA STYLE BOOKとwebの連動企画
X(cross)shooting。
福井麻衣子 × パナソニック編、
第3回は発売間もないLUMIX S1の
撮影全体を通してのパフォーマンス、
外部機材とのマッチング、
純正カメラ制御ソフトなどについて、
フォトグラファーの福井さんに伺った。
プロユースをターゲットに発売された
同シリーズを実際に使用し、どう感じたのか。
プロだけでなくアマチュアも気になるところ。
じっくりと読んでいただきたい。
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Design & Operability
LUMIX初のフルサイズミラーレス一眼であるSシリーズ。「カメラ」らしく研ぎ澄まされた、堂々としたボディに剛性・堅牢性を備えるデザインは強く美しい。ホールドのしやすさや、ダイヤル類による直感的な操作のし易さはフルサイズボディならでは。撮影現場では大切なことのひとつです。
Function
「空間認識」が素晴らしく、AFの速度と精度がとてもいいのは嬉しいポイント。AF迷子になることが、いつも仕事で使っている一眼レフよりも大幅に少ないのには驚きました。今回使用したLUMIX S PRO 50mm F1.4の開放撮影でも安心して使えるほど。人物撮影においては、正確なAFにピントはお任せして、表情や構図に集中できるのはとてもありがたいことですし、撮影のテンポもよくなります。ジョイスティックも直感的にフォーカス位置を変えられるのでとてもいいですね。ファインダーは長時間撮影していても違和感なく見ていられました。ボディ内の手ブレ補正もしっかり効くので、手持ち撮影もバッチリです。
今回は付属のカメラ制御ソフト「LUMIX Tether」を通して(ホットフォルダ監視)「capture one」にてテザー撮影をしました。とてもスムーズに行うことができたと思います。外部ストロボとの兼ね合いも問題ありません。LUMIX S1はフラッシュ同調が1/320ということなので、次回は高速シャッターでも試してみたいですね。
Reliability
いつもの撮影手順に従って、カメラのみを置き換えることを試みた今回の撮影でしたが、スムーズに現場を進めることができたのは大きい成果でした。また仕事で写真を撮る身として、とても大切な要素に「ダブルスロット」があります。これがないカメラは仕事ではちょっと使いにくい。LUMIX S1にはダブルスロットが採用されていて、しかも片方がXQDカードなのはとても安心感があります。私が仕事の撮影でカメラに求めるものは、直感的な操作ができて、安心・安全を備えていること。事故はどれだけ気をつけていても起こるものですが、できるだけその確率を減らしておきたいですから。 -
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Image Quality
個人的にLUMIXシリーズの繊細な絵作りがとても好きです。LUMIX S1はG9 PROで感じた「繊細で、ハイライトの伸びが良い美しい画質」がさらに良くなって目の前に現れた感じがします。それは<フォトグラファー福井麻衣子の写真テイスト>にとても合うもので、RAW現像やレタッチを加えて写真を完成させるワークフローの中でとても扱いやすい。もちろん、そのままの画も大変美しいのでRAW現像派ではない方も実際目でみて確かめてほしいなと思います。
Future
今後望むことがあるとすれば、多少女性の手には大きく感じるので、もう少し小さく軽くなってほしいくらいでしょうか。LUMIX Tetherも、機能が充実すれば「capture one」までの機能がいらない場合、非常に便利になりそうですね。現在でも立ち上がりの速さや連携スピードは素晴らしいので、ユーザーの声を取り入れた改善があると嬉しいです。とにかくレンズラインナップが充実すれば、実戦投入が現実的になるポテンシャルをもつカメラなので、レンズ開発が待ち遠しいですね。
福井麻衣子
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【福井麻衣子 × パナソニック】X shooting
その他の記事はこちら
① https://pasha.style/article/696
② https://pasha.style/article/758
今回の作品は、雑誌PASHA STYLE Vol.4にて掲載中!
ぜひそちらと併せてお楽しみください。
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【TEXT KAWANO KIMIHIRO】